カナダ代表のDFアリスター・ジョンストン(セルティック)が日本代表戦(デンカビッグスワンスタジアム)に向けて意気込んだ。

13日の国際親善試合で日本代表と戦うカナダ代表。昨年のカタールワールドカップ(W杯)メンバーからはDFアルフォンソ・デイビス(バイエルン)やFWジョナサン・デイビッド(リール)といった主力組も来日している。

日本戦に向けての前日会見には、カタールW杯でセンターバックや右サイドバックとして全3試合にフル出場し、大会後の今年1月にセルティックへ完全移籍したジョンストンが出席。古橋亨梧旗手怜央らとチームメイトの25歳は日本とアウェイで戦うことに喜びを見出している。

カタールW杯での日本は素晴らしく、僕も注目していたよ。今回の試合ではスタジアムが満席になるとも聞いている。ホーム(日本)サポーターに囲まれて力を発揮する日本との対戦は厳しい試合になると思う。それでも僕たちカナダもエネルギーを存分に発揮し良い試合をしたいね」

また、カナダは11月にCONCACAFネーションズリーグ2023-24の準々決勝が控えており、準決勝進出ならコパ・アメリカ2024の出場権を掴むことに。日本戦はこの重要な準々決勝2試合(ホーム&アウェイ)前最後のテストマッチであり、ジョンストンの言葉からも緊張感が滲む。

「今回の日本戦はビッグマッチを控えた僕たちにとって重要な強化の場だよ。エキサイティングなチャレンジにワクワクしているけど、選手それぞれはこの日本戦で自己評価をしないといけない」

コパ・アメリカに出場する意義は言うまでもない。ブラジル代表や世界王者アルゼンチン代表など、南米の強豪と対戦する機会なわけだからね。カナダにとってこの上ないチャンスだ。けど、まずは権利を得ないといけない。日本は僕たちのテストマッチに相応しい強豪だ」

一方で、クラブで多くの時間を共有する古橋と旗手にも言及。「日本との対戦が決まってすぐに、この話題をお互いに話してきたよ。ダイゼン(前田大然)がいないのは寂しいけど、スピード豊かな2人と対戦することになるね。どちらも友人であり、今回はライバルとなる2人さ。試合が終わったら『一緒に反省会しようぜ』と伝えてあるよ」と語る。

「2人には絶対にゴールを許したくない。2人とも絶好調で止めるのは難しいだろう…スコットランドには美味しいお寿司屋さんがないから、もし時間があれば試合後に一緒に行きたいな」

北中米3カ国共催W杯のアジア2次予選を11月に控える日本代表と、自国開催W杯を控えてコパ・アメリカというこの上ない強化の舞台を目指すカナダ代表。両チームにとって有意義な一戦となることだろう。