モデル・ライバーとしてフリーで活動している元ジャニーズJr.・高橋直気。1995年ジャニーズ事務所に入所し、中居正広が主演を務めたドラマ「勝利の女神」に出演したが、1996年に自ら退所。一度芸能界を離れ、2009年に個人ブログを開設し、現在はフリーモデルとして活動している。10月15日には1st写真集『解放』の発売を記念しイベントの開催が決定。また、モデル活動のほかに、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」ではライバーとして毎日ライブ配信を行なっている。そんな高橋にインタビューを実施。高橋は「普通の学生生活への憧れが強くなった」とジャニーズ事務所を退所した当時を振り返ったほか、ライバーとしての活動でファンとの素敵なエピソードを語ってくれた。

【写真】高橋直気の堂々とした佇まいがイケメン過ぎる

■高橋直気1st写真集『解放』…見どころは“シャワーシーン”

――写真発売おめでとうございます!今回なぜ写真集を発売しようと考えたのですか?

普段、モデルをやらせていただいているので、何か形として残したいとずっと考えていました。本当は40歳になる節目で発売を考えていたのですがタイミングが合わなくて、41歳の年になってしまいましたが、ようやくずっとやりたかったことを叶えることができました。

――タイトルの『解放』に込めた思いをお聞かせください。

あまり、自分のプライベートなことを話すことが好きではなく、自分のテリトリーを人に見せることはほとんどないのですが、今回の写真集では、普段見せない僕の裏側を解放したので、『解放』にしました。

――写真集でおすすめのポイントは?

写真集で考えたらあたりまえのことなのですが、シャワーシーンがかなりセクシーな僕を魅せることができていると思います。自分ではセクシーなのか判断がむずかしかったのですが、撮影中にスタッフさんたちが「セクシーでいいね」と言っていただいていたので、セクシーな部分も楽しんでいただきたいです。

――写真集の発売を記念して10月15日(日)にイベントの開催もされるそうですね。

今回のイベントでは、写真集を購入した人だけではなく、当日のイベントだけに参加できるチケットも用意していて、購入していない人でも来られるように窓口を広くしています。イベントではトークショーや特典のお渡し会をやらせていただきます。

ジャニーズJr.脱退後は芸能界を離脱…SNSの普及により活動を再開しフリーの道へ

――現在は事務所に所属せずフリーで活動されていますが、フリーになる前はどのような活動をされていたんですか?

ジャニーズJr.として活動を始めたことが芸能界に入ったきっかけでした。しかし、活動をしていく中で、常にキラキラしていなければならないことに少し違和感を感じたことや、普通の学生生活への憧れも強くなり、辞めることにしました。

――ジャニーズJr.を辞めてからは、どのような活動をされていたのですか?

ジャニーズJr.を辞めてからは、一度芸能界を離れていました。その間にSNSが普及し、個人でアメーバブログなどをやるようになり、そこから新しい事務所に所属し芸能界に戻りました。

――現在はフリーで活動されていますが、フリーで活動するメリットを教えてください。

事務所に所属することで仕事の幅が広がっていくメリットもありますが、フリーだと自分のやりたい仕事を選べることや、SNS自由に活用できるなど、仕事以外でも開放的なことが多いので、あまりストレスがたまらないことメリットだと思います。

――フリーで活動されている中で、毎日ライブ配信をされているとお聞きしました。フリーで活動される方とライブ配信の親和性はいかがですか?

実際にライブ配信を始めてから僕のファンになってくれた方もいるので、自分を知ってもらう窓口広げるといった意味ではかなり親和性があります。ですが、今後フリーで活動している方が、目先のお金だけを考えて始めるのであれば、長続きしないと思うのでオススメはしません。

■ファンとコミュニケーションをとるためにライバーとして活動をスタート

――高橋さんがライブ配信を始めたきっかけを教えてください。

まずは、僕がジャニーズJr.として活動をしている時から応援してくれている人とのコミュニケーションを取りたいという思いでライブ配信を始めました。その中で、ライブ配信を通じて、新しいファンとも出会えるとも思ったので、僕のことを知ってもらう窓口にもなるのではないかと考えていました。

――普段はどのような配信をされているんですか?

普段は、雑談配信がメインです。配信を始めて約4年経ちますが、僕は芸能からライバーの世界に参入したので、いい意味で他のライバーの方達とは少し違った配信部屋になっていると思います。

――芸能からライバーになるのと一般の人がライバーになる一番の違いはなんでしょうか?

やはり、以前からありがたいことに僕のことを知ってくれている方がいるので、僕がSNSで「ライブ配信始めるよ」と情報を発信すると、最初から配信リスナーとして配信を見にきてくださるので、リスナー0人からのスタートじゃないのが大きな違いだと思います。

――配信を始めて4年も経つと、新たな高橋さんファンが配信に来られることも多いのでは?

今は、昔から応援してくれている人が6割、イチナナで僕のことを見つけてくれた方が4割くらいですね。

■ライブ配信でのこだわりは…「ありのままの自分でリスナーさんを少しでもポジティブにしたい」

――どのように新規のリスナーさんを増やされたんですか?

配信を始めたての頃、既存のファンの方が僕の配信に他のリスナーさんを呼んでくださったり、イベントでも上位に立たせてもらっていたので、アプリ内で見つかりやすかったんだと思います。僕だけの力ではなく、既存の方や新しく僕のことを好きになってくれた人たちのおかげで今の僕があるので本当に感謝しています。

――高橋さんの配信のこだわりを教えてください。

今の僕が在るのは応援してくださる人たちのおかげなので、常に感謝の気持ちを持って毎日配信を行っています。配信に来てくれるリスナーさんの中には少しネガティブな考え方の人もいるので、そのようなマイナスの気持ちを少しでも払拭できればと拘っています。

――具体的に、どのようにマイナスな気持ちを払拭されているのですか?

僕の考えで、感謝している人たちが落ち込んでいたりしたらすごく嫌なんです。なので「そのマインドじゃこの先楽しめないよ」と、怒るとは違いますが、素直に僕の気持ちを伝えたりしています。

――高橋さんはかなりポジティブな考え方をされているんですね。

自分を繕って100人中100人に好かれるのは無理だと思っているので、嫌われることを恐れて、自分を繕うより、ありのままの自分でリスナーさんを少しでもポジティブにしたいと考えています。

■高橋直気が起こしたリスナーとの奇跡「こんな奇跡みたいなことあるんだと衝撃を受けました」

――毎日ライブ配信されているとお聞きしましたが、ライブ配信を続けられる秘訣は?

3年半くらい毎日ライブ配信をやっていると、知らないうちにライブ配信が生活の一部になっているんです。なので、配信をやらないと気持ち悪いといった感覚が勝ってしまうので、今でも毎日配信を続けられているんだと思います。

――正直、「今日は配信したくない…」と思うことはありますか?

僕も人間なので、配信したくない時もあります。「配信をしたくない」と思った時は、何か別のことで、気を紛らわして、時間が経ってから配信に臨めるように気持ちの切り替えを行っています。

――リスナーさんとの印象に残っているエピソードを教えてください。

お医者さんからステージ4の癌と診断されたリスナーさんが、DVDを発売した時に開催した僕が壁ドンをするイベントに来てくれたことがありました。そのイベントが行われた数日後に、「治りました」と報告を受けた時は「こんな奇跡みたいなことあるんだ」と衝撃を受けました。

――ドラマに出てきそうな素敵なエピソードありがとうございます。最後に、高橋さんにとってライブ配信とはどのような存在か教えてください。

僕の場合は、ライブ配信を始めたことで、ジャニーズJr.の頃から僕のことを知ってくれていた人や新しく僕のことを見つけてくれた方たちにも出会うことができたので、人と人を繋げてくれる大事な存在です。なので、これからもリスナーさんに感謝の気持ちを忘れずに配信していきたいと思います。

高橋直気/撮影=梁瀬玉実