ピノベーション株式会社(名古屋市西区、代表 鳥羽伸嘉)は、製造業向けの新規事業創出プログラム「アウトレ.」の学習コンテンツ「CX研修」を2023年9月28日に実施しました。

公式サイト>> https://outrepreneur.jp/

新規事業創出プログラム「アウトレ. 」の第1期は、2023年2月からプログラムが開始。

9月から、第3フェーズに入り「解決方法をプロダクト化」に入っています。

今回の講座は「CX研修」でした。

  • 研修のアジェンダ

第一部:CXとは(座学)
第二部:ペルソナの新規検討サービスの共有(発表)
    困っていることなどをヒアリング、解決策を模索。
第三部:カスタマージャーニーマップを作ってみよう(ワーク)

  • CXとは

まずは、CXの基本を座学で学びました。

「CX=Customer Experience(顧客体験価値)」

商品サービスを購入する前後含めた全てひっくるめた経験的な価値。

徹底的に顧客視点(≠企業視点)で全体を設計し、計画的に提供するもの。

ペルソナ(顧客は誰か)、カスタマージャーニーマップ(顧客の体験全体)を捉える必要があります。

  • CXを考えるための7ステップ

今回は、「カスタマージャーニーマップ」づくりを中心に講座を進めていきました。

・カスタマージャーニーマップとは、顧客の態度変容を可視化したもの

・態度変容のステップに合わせ、行動/接点/思考/課題感を整理

その上でCX向上につながる対応(コミュニケーション)を検討します。

1.スタート・ゴール・期間を設定し、顧客行動を洗い出す

 ■スタート:ジャーニーがはじまる時の顧客の状態
  例)まだ自社商品サービスのことすら知らない、など

 ■ゴール:ジャーニーが終わったときの顧客の状態
  例)自社商品サービスを気に入り、新たなリクエストがきている、など

 ■期間:スタートからゴールまでの期

 ■顧客行動:スタート~ゴールまでに顧客がとるであろう行動すべて  
  例)同業者から噂をきく、商品を試しに使ってみる、追加リクエストがくる、など

2.顧客行動を態度変容のステップに分け、感情変化を書き出す

 ・顧客行動をグルーピングしてステップに名前をつける
 ・ステップの流れを把握し、欠けているステップがないか確認する
 ・ステップ毎にどんな課題を感じているか、感情の起伏と気持ちを整理

3.「顧客接点」と「自社の行動」を整理し「対応策」を考える

 ・顧客接点はWEB、対面、電話、など顧客とタッチするポイント
 ・自社の行動は顧客接点ごとにどういうアクションをとるか
   例)訪問、商品サービス紹介、見積り提案、納品、アフターサポート、など
 ・対応策は当たり前のこと以外に何を顧客に提供できそうか

4.「対応策」をWEBサイトで解消することと、そうでないものに分類

みなさん、煮詰まりながらも、カスタマージャーニーマップを着々と作成していました!

カスタマージャーニーマップが完成したところで、各企業で発表。
顧客の感情や行動をイメージすることで、新しい課題や次のアクションが見えてきたようです。

今回の研修は、アウトプットが中心でしたので、受講者さんが頭を悩ます姿も見られました。
ただ、悩む時間もサービスの解像度を上げるために、必要な時間。顧客行動を明確にできれば、サービスの解像度が一気に上がります。
苦しい時期ではありますが、講師・メンターと一緒に乗り越えていきましょう!

配信元企業:ピノベーション株式会社

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