ベルギー代表は13日、ユーロ2024予選グループF第7節でオーストリア代表と対戦し3-2で勝利した。

ここまで3勝1分けでグループDの首位に立っているベルギーが、得失点差で2位のオーストリアのホームに乗り込んだ一戦。ユーロ予選3連勝中のベルギーは、ルカクヴェルトンゲン、カスターニュらをスタメンで起用。3トップにルケバキオ、ルカク、ドクを並べた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。

立ち上がりはホームのオーストリアが勢いを持って入ったが、ベルギーがファーストチャンスをモノにする。12分、カスターニュのパスを右サイドで受けたルケバキオがドリブルでボックス右から侵入すると、相手DFに寄せられ、バランスを崩しながらも左足のシュートをゴール左隅へ突き刺した。

先制を許したオーストリアは21分、ドリブルで持ち上がったバウムガルトナーのパスを受けたヴィマーがボックス左からシュート。相手GKが弾いたこぼれ球を再びヴィマーが詰めたが、このシュートもGKセルスの右足にブロックされた。

膠着状態が続く中、ベルギーは40分にボックス左横でボールを奪ったドクがボックス左深くから中に切り込みシュートを放ったが、これはGKシュラガーのセーブに弾かれた。

迎えた後半、ベルギーはオペンダを下げてカラスコを投入。すると55分、ボックス右横で獲得したFKからカラスコが横パスを供給すると、ボックス右手前のルケバキオがダイレクトシュート。これがボックス内のザイヴァルトにディフレクトしゴール右隅に吸い込まれた。

後半も幸先良く得点を奪ったベルギーは、58分にも自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったドクのラストパスでボックス内に侵入したルカクがゴール右隅にシュートを突き刺した。

リードを広げられたオーストリアは66分にカライジッチ、ムハメド・チャム、ベイドゥを投入する3枚替えを敢行すると、72分に1点を返す。中盤でボール奪ったライマーがドリブルでペナルティアーク手前まで持ち上がりコントロールショット。狙いすましたシュートが右ポスト内側を叩き、ゴールに吸い込まれた。

1点を返されたベルギーは、78分にオナナが2枚目のイエローカードで退場処分となると、81分にはシュラーガーがボックス内へ送ったロングパスがクリアを試みたテアテの左腕に当たり、VARの末にオーストリアにPKを献上。このPKをザビッツァーに決められ、1点差に詰め寄られた。

その後、サポーターの大声援を受けるオーストリアの猛攻を受けたベルギーは、88分にバカヨコとドクを下げてケイタとフェルメーレンを投入し、中盤に厚みを加える。

結局、最後までオーストリアの猛攻を凌ぎ切ったベルギーが3-2で首位攻防戦を制した。