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57台限定のエクソシスト最終モデル

米国のチューニング会社であるヘネシーは、シボレー・カマロをベースとする高性能モデル、エクソシスト・カマロZL1ファイナル・エディションを発表した。シリーズ最速にして最後の限定生産モデルとされる。

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パワートレインや足回りを強化したほか、ファイナル・エディション専用のデザインを採用。世界限定57台(初代カマロ発売から57年を記念)のみ販売予定で、価格は未確認だが、10月11日より生産が開始されている。

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ヘネシーエクソシスト・カマロZL1ファイナル・エディション

2016年に現在の第6世代として登場したシボレー・カマロは、2024年に引退する予定である。米国メディアの報道によると、カマロの後継車としてミドルサイズセダンのEVが導入されるという。1966年以来の2ドア・スポーツクーペから根本的に変わってしまうようだ。

エクソシスト・カマロZL1ファイナル・エディションは、内燃エンジン搭載のカマロとしては最後のヘネシー仕様となる。6.2L V8スーパーチャージャーを搭載し、最高出力1000ps、最大トルク127kg-mを発生する。

0-97km/h加速は2.1秒と、ヘネシーがこれまでに生産したあらゆるクルマ(ハイパーカーヴェノム含む)を凌駕する加速性能だ。最高速度は350km/hで、1/4マイルを9.57秒で走破する。

マッスルカーの覇権を目指し、標準的な650psのカマロZL1よりも大幅なアップグレードが施されている。エンジンでは、大型スーパーチャージャー、高圧燃料システム、高流量インダクションシステム、特注カムシャフトインテークバルブ、エグゾーストバルブを採用。サスペンションのプッシュロッドも改良された。

エンジン本体には製造番号を示すプレートが取り付けられる。

外観上の変更点としては、大型リアスポイラーグロスブラックの新しいホイールデザイン、4本出しマフラー、「The Exorcist」と描かれたホワイトのストライプ、フロントフェンダーの「Final Edition」バッジなどが挙げられる。

ヘネシーの創業者兼CEOであるジョン・ヘネシー氏は次のように語っている。

「カマロZL1に対する包括的なアップグレードにより、わたしの最もお気に入りの1台に仕上がりました。シャシー、サスペンションパワーユニットがシームレスに連携しているため、ドライバーが体感するのは生の、抑えきれない馬力です」

「このエクソシストのようなクルマは他にはありません。ですから、この象徴的なクルマが永遠になくなってしまう前に、特別限定版をファンの皆さんと分かち合いたいのです」

ヘネシー社によれば、エクソシスト・カマロZL1ファイナル・エディションは「長年の研究、開発、改良」を経て完成したという。他のヘネシーモデルと同様、3年間/3万6000マイル(約5万8000km)の保証が付いている。


最強にして最後の「エクソシスト」君臨 57台限定、カマロZL1ファイナル・エディション ヘネシー