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 犬界きっての賢さを誇るボーダーコリーは世界中で牧羊犬として大活躍だ。高い学習能力と運動能力を持つ彼らは、複雑な命令をすぐに理解し行動に移すことができる。問題解決能力も素晴らしく素早い状況判断が可能だ。

 そんなボーダーコリーの子犬たちに、牧羊犬としての訓練が行われた。

 生後8週間のまだ小さい子犬たちだが、早くもその才能を開花させているのがすごい。

【画像】 ボーダーコリーの子犬が牧羊犬の訓練

Border Collie Puppies Display Early Herding Instincts

 生後8週間のまだ小さいボーダーコリーの2匹の子犬に対し、牧羊犬になるための訓練が行われたようだ。

 トレーナーである人間女性が3匹の羊を移動させると、子犬たちは羊たちに追いかけていく。ちょっとばかり個人差があるようで、白っぽい子は積極的に動くが、黒っぽい子はまだ人間に甘えたいさかりなのか、なかなかトレーナーの元を離れない。

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 それでも訓練が進むにつれ黒っぽい子もがんばりはじめた。羊に追いつくとその前で伏せのポーズをとることもできるようになったよ。

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 一通り訓練を終えるとトレーナーに抱きしめられるボーダーコリーズ。きっと明日はもっとずっと上手に羊たちをコントロールできるようになっていることだろう。

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犬の中でも特に賢いボーダーコリー

 ボーダーコリーはその名の通り、元々はイギリススコットランドの国境地帯で牧羊犬として飼育された犬種である。

 元々は8世紀後半から11世紀に、バイキングヴァイキングがスカンジナビア半島からイギリスへ持ち込んだトナカイ用の牧畜犬がルーツと言われている。

 その後イギリスの在来犬種と交雑を繰り返しながら牧羊犬としての確固たる地位を築いた。

 非常に知能が高く、敏捷性と集中力に優れているため、多くの場面でその能力を発揮する。特に、羊や牛などの家畜を効率よく管理する能力が高い。

 その性格は非常に忠実で誠実で、活発さと好奇心を持ち合わせており、新しいことに対する適応性が高い。しつけや訓練を受けやすく、多くの場合指示を一度で理解する。

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 人間同様もちろん個体差はあるが、とにかく賢くてすごい子たちなのだ。

written by parumo

 
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生後8週間でこの才能。ボーダーコリーの子犬が羊を追う練習をするよ