かめむし

最近、住宅地で大量発生し話題となったあの虫。部屋の中で見つけようものなら急いで追い出してしまいたくなるが、下手に触るとあの強烈なニオイが…。

 

■「椿象」は何と読む?

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「椿象」の読み方に関する調査を実施したところ、全体で64.2%の人が「かめむし」、35.8%の人が「かまきり」と読むと回した。

「椿象」を何と読む?

「かめむし」と読む人は男性が66.5%で女性が62.1%。「かまきり」と読む人は、男性が33.5%、女性は37.9%という結果に。

 

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■正しくは「かめむし」

「椿象」の正しい読み方は、「かめむし」。「亀虫」と表記されることもある。カメムシ亜目に属する昆虫の総称で、日本には1000種以上が生息しているという。刺激すると悪臭を放つことから、「クサムシ」や「ヘコキムシ」などの俗称で呼ばれることもある。

種によって、植食性であったり、肉食性であったりするようだが、特に植食性の種は、稲や野菜などを食い荒らしてしまうため、農業上の重要な害虫とされているものが多いようだ。

 

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■悪臭は仲間への警報の役割も果たしている

カメムシが悪臭を発するのは、捕食者から身を守るためだと考えられている。その分泌液にはアルデヒド、エステル、酢酸などが含まれており、カメムシ自身にとっても有害のようだ。瓶の中にカメムシを入れ、つついて臭いを出させた後で蓋を閉めておくと、死んでしまうこともあるという。

また、群れているカメムシの中で1匹が臭いを発すると、周辺一帯のカメムシは一斉に逃げ出す様子が目撃されている。どうやら、この臭いは仲間への警報の役割も果たしているようだ。

 

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■「かまきり」の漢字は「蟷螂」

かまきり」は漢字で「蟷螂」と書く。昆虫綱カマキリ目に分類される昆虫の総称。肉食性で、捕食するのは生きた餌に限られ、死んで動かないものは基本的に食べない。獲物となる餌が少ない環境では共食いすることもあるという。

その名の由来は、鎌のように大きな前足から、「鎌で切る」が転じて「鎌切り」となったという説や、「鎌をつけたキリギリス」から「鎌キリ」となったという説などがあるようだ。

『椿象』をなんと読む? 悪臭を発する分泌液で自分たちが死んでしまうことも…