色鉛筆・お絵描き・画用紙

通っている学校では、すっかり「問題児」扱いされていたというイギリスの少年。驚きのサクセスストーリーが世間の大きな関心を集めている。『Mirror』や『money control』などの海外メディアが報じた。

 

■落書きしては叱られていた少年

イギリス・シュルーズベリーに暮らすジョー・ウェールさん(13)は、「落書きをする少年」といった意味を持つ「ドゥードゥル・ボーイ」と呼ばれてきた。

学校の授業中、教師の話を聞かずにノートや教科書に絵を描き、黒板や備品にも好き放題イラストを描いては注意を受けていたのだ。

すっかり問題児扱いされてしまったジョーさんだが、両親はある時から彼を叱ることをやめ、その才能を伸ばすことに方向転換したという。

 

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■才能を伸ばそうとアート教室へ

ジョーさんはあるアート教室に入会。両親はスキルを上達させる機会を与え、毎日好きなだけ絵を描かせたそうだ。

アート教室の講師は当時9歳だったジョーさんの才能に感銘を受け、Instagramでたびたび彼の絵を投稿するように。すると、瞬く間に「かわいい!」「デザインしたグッズが欲しい」などと評判が広まっていった。

 

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■NIKEのクリエイターに

そんなある日、ジョーさんは地元レストランのオーナーから「君の絵を見て驚いた。店の壁を装飾してもらえないだろうか」と依頼された。

さらに昨年、彼の絵はNIKEの目にも留まり、なんとスニーカーをデザインすることに。今では「共同クリエイター」の肩書を持つまでになった。

ジョーさんは「NIKEのデザインを手掛けることは、僕の一つの夢でした。今後も楽しいことを計画中で、とても興奮しています」と話している。

 

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■児童小説も発売

多才なジョーさんは、『ゲーム・オブ・スコーンズ』や『バッド・フード』というタイトルの児童小説も出版。照明アーティストのアンディ・マッキューンさんとのコラボも決まり、地元の教会で彼の絵を投影するベントも開催された。

ジョーさんが手がけるイラストは多くのファンの心を掴み、まだまだ開花する彼の才能と飛躍に期待の声が止まないようだ。

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■13歳少年がNIKEのスニーカーをデザイン

13歳少年がNIKEのスニーカーをデザイン 問題児「落書き少年」の絵のスキルは天才的