イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督は、EURO2024予選を戦う現在のチームに大きな手ごたえを感じている模様だ。

 グループCに組み込まれているイタリア代表は14日、同組の他4チームよりも1試合消化が少ない状態でマルタ代表と対戦。立ち上がりから主導権を握ると、FWドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)の2ゴールなどで4-0と快勝した。2位のイタリア代表が首位イングランド代表との勝ち点差を「3」に縮め、次節に控えた直接対決へ弾みをつけた。

 マルタ代表戦前の12日には、MFサンドロ・トナーリ(ニューカッスルイングランド)とMFニコロ・ザニオーロ(アストン・ヴィライングランド)が不正賭博への関与疑いでトリノ検察当局から捜査を受け、代表活動から離脱。イタリア国内は主力選手のスキャンダルに揺れた。だが、ふたを開けてみれば、格下相手とはいえ4発の大勝。15日、『UEFA.com』は試合後にスパレッティ監督が語った喜びのコメントを紹介している。

 イタリア代表指揮官は「重要なのは3ポイントをつかんだこと」と勝利の意味を強調。「このグループは順調に進歩しているよ。より互いを知り、良いフットボールをしようという探求心が見て取れるね」と満足感を示した。

「リスクを冒さず、コミットメントを軽視しないことが大切だ」と語ったスパレッティ監督。17日にはイングランド代表との大一番を迎える。

イタリア代表を率いるスパレッティ監督 [写真]=Getty Images