中島健人主演のサスペンス映画『おまえの罪を自白しろ』(10月20日公開)の試写イベントが10月15日丸の内ピカデリーにて開催され、中島と浅利陽介が登壇した。「親子で”自白”試写イベント」と題した本イベントの観客は親子限定。イベントでは観客から事前に募集した様々な親子の“自白”を、中島、浅利が読み上げた。

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映画の公開を一週間後に控え、現在プロモーションなどで忙しい時間を過ごしているという中島は「忙しい期間に、このような楽しいイベントが挟まれていることがうれしい」と笑顔で挨拶。会場を見渡し「皆さんの表情を観て(映画を楽しんでいただいたことが分かり)とても安心しています」と素直な気持ちを口にした。

「堤(真一)さんを筆頭に、ナイスイケオジな面子が出ているので、おじちゃん連中と話をして盛り上がっていました」と撮影を振り返った浅利。シリアスなシーンの連続だったが、撮影現場はたわいない話で盛り上がっていたという。「ものすごく暑くて、みんな汗がダラダラ。そんななかセクシーな胸元を見せているケンティがいて」と現場の様子を伝えた浅利。このコメントに中島はセクシーと言ってくれることをうれしいと前置きし、「僕は浅利さんの優しさに救われました。浅利さんが来てくれると、笑顔になれると言うか」と感謝。浅利はすかさず「ゆる~いからでしょ?マスオさん感があるということでしょ?」とツッコミを入れつつも、お互いの存在が撮影現場で支えになっていたと明かした。

浅利は中島の存在感にも触れ、「遠くにいてもケンティがどこにいるかが(ひとめで)分かる(笑)。匂いがもう!」と隠しきれない中島のオーラを説明。中島は浅利の芝居に触れ「絶妙な余韻を残すところが本当にすごい!」と絶賛し、お気に入りシーンでの浅利の細かな動きを再現するなど、映画でいますぐそのシーンを確認したいと思わせるようなやりとりで見どころもしっかりアピールしていた。

親子の“自白”を読み上げるなかで、自身の親子エピソードを次々と披露した中島と浅利。中島は子どものころ、母には絶対に好きな子は教えなかったそうで「会いたがるので絶対に言えない。母親にとって息子は特別。ある種のジェラシーの対象だったと思います」とニヤリ。娘を持つ父親である浅利が「月2回くらいのペースで僕を描いた絵をもらっています。だんだんうまくなっていくんです」と告白すると「いいなー」とうらやましがった中島。しかし浅利が「全部はとっておけない、すごい紙の量になるから(笑)。残した方がいいという思いもあるけれど、心に残ったものだけを(厳選して)残しています」と話すと中島が「そこは全部とっておいて!」とお願いする場面もあった。

中島は父親とのエピソードも披露。20歳になった時に「トゥエンティ・ケンティ・シャイニング・スター」と名前をつけたカクテルをプレゼントされ一緒に飲んだそう。「こういう父親だから僕がこんなふうになったんだ、と確信しました。遺伝です。顔は母、性格は父に似ています」とうれしそうに両親について語る中島に浅利は「おもしろいパパだなあ」と笑いが止まらなかった。

イベント終盤には浅利の娘、中島の姪役を演じた子役の佐藤恋和がサプライズで登場。花束をプレゼントし、佐藤が「今日は中島さんにデレデレしないように頑張ります」と宣言。「僕に沼っていいんだよ」との中島の言葉に照れてしまった佐藤の姿を見て「あーー、かわいい!好き!」と中島がデレデレし、会場の笑いを誘っていた。

取材・文/タナカシノブ

主演映画『おまえの罪を自白しろ』(10月20日公開)イベントで子役から花束をもらいデレデレの中島健人