今夜15日からTBS系列日曜劇場』で放送される『下剋上球児』(毎週日曜21時)。高校野球をテーマとしたドラマで、主演は鈴木亮平が務める。『下剋上球児』は弱小野球部を通じて浮かび上がる現代社会の問題や愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。高校球児役は約半年間演技と野球の実技オーディションを経て12人の実力派俳優が抜てきされた。今回はその12人の球児を演じる俳優を紹介したい。

【写真】『下剋上球児』12人の球児、学生服やユニフォーム姿をチェック

1年生には野球初心者から期待の実力者まで

中沢元紀

 1年生で名門クラブチームの元エースの経歴を持つ犬塚翔を演じるのは、中沢元紀。現在TBS「ドラマストリーム」枠で放送中の『埼玉のホスト』や、9月29日公開の映画『沈黙の艦隊』に出演している。今後の飛躍が期待される中沢が野球チームにとって重要なピッチャーを演じる。

兵頭功海

 山下美月演じる根室柚希の弟、根室知廣役に抜てきされたのは、ゼクシィCMボーイや日本テレビ系列のドラマ『CODE‐願いの代償‐』に出演している兵頭功海だ。兵頭は福岡県の強豪野球部出身で、その実力は折り紙付きである様子。演技とともに野球の実力にも注目だ。

伊藤あさひ

 中学時代は将棋部で、野球初心者として入部してきた椿屋真倫を演じるのは、スーパー戦隊シリーズ快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系)で主演を努めた伊藤あさひだ。伊藤はTBS系列の連続ドラマでは『村井の恋』以来の出演となる。

小林虎之介

 野球部キャプテン日沖誠の弟で、中学時代に正捕手だった経験を持つ日沖壮磨は小林虎之介が演じる。小林は公式プロフィールの趣味に「野球観戦」特技に「野球(12年)」と記載するほどの野球好き。捕手という難しいポディションをこなしていく。

橘優輝

 中学時代陸上部に所属し、大会記録を持つほどの俊足を誇る久我原篤史は、橘優輝が演じる。日本テレビ系列の『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』に出演し、存在感を示していた橘は、トップアスリートをマネージメントする「IMG」出身で、オーディションの際、高い運動能力を見せていたそうだ。

生田俊平

 野球の実力は高いが、マイペースで問題児の楡伸次郎を演じるのは生田俊平だ。生田は青森山田高校の野球部に所属し、甲子園大会に出場した経験がある。どちらかといえば下剋上される側だった生田が、この作品でのような活躍を見せるのか注目される。

■3年生はキャプテン1人、幽霊部員2人 人気俳優の弟も!

菅生新樹

 3年生でチームのキャプテン日沖誠。野球部の部員が練習に出てこない際に1年生が入ってくることを信じて練習していたという努力家である。日沖誠を演じるのは菅田将暉の弟・菅生新樹だ。フジテレビ系テレビドラマ『凋落ゲーム』で主演するなど勢いのある菅生がチームのかなめとなるキャプテンを務める。

財津優太郎

 幽霊部員の3年生、長谷川幹太は財津優太郎が演じる。財津は祖父に「タケモトピアノ」のCMで「もっともっとたけもっと」と踊っている財津一郎を持つサラブレッド。舞台やNHKドラマ『正直不動産』に出演しており、活躍の場を広げている。

鈴木敦也

 長谷川と同じく幽霊部員の3年生、藤本大牙を演じるのは栃木県の作新学院野球部に所属した鈴木敦也だ。作新学院は元読売ジャイアンツ江川卓氏や埼玉西武ライオンズ今井達也を輩出した名門で、甲子園大会で優勝したこともある。

■2年生3人は全員が幽霊部員

福松凜

 2年生で野球が好きであるにもかかわらず、他の部員に追随して幽霊部員になった富島雄也役は、『シコふんじゃった!』『ラーゲリより愛を込めて』などの映画に出演する福松凛が演じる。福松は複数の甲子園出場経験を誇る日大鶴が丘高校出身だ。

奥野壮

 2年生で富嶋と同じく幽霊部員になったお調子者野原瞬は、『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系)に主演した奥野壮が演じる。奥野は11年間クラシックバレエで体幹を鍛えており、『仮面ライダージオウ』でも運動能力の高さを見せていた。

絃瀬聡一

 野原に影響されて幽霊部員になった2年生・紅岡祥吾を演じるのは、絃瀬聡一。絃瀬は演技未経験ながら福山雅治主演の日曜劇場集団左遷』(TBS系)に出演した有望株だ。

 日曜劇場『下剋上球児』は、TBS系にて10月より毎週日曜21時放送。

日曜劇場『下剋上球児』に出演する(左から)橘優輝、菅生新樹、福松凜 (C)TBS/撮影:ENO