「このイベントが福島の地域活性化につながっていることを実感していますが、まだまだ地元に帰れない人もいらっしゃいますし、風評被害も拭いきれてなません。

そういう状況でも、日立システムズパワーサービスとしてはこうした親子・家族で楽しめるイベントを通して、福島を支援していきたいと思っています」

―――そう語るのは、日立システムズパワーサービス 南邦明 代表取締役 取締役社長。

ここは 福島県 楢葉町(ならはまち)のJヴィレッジ。福島県 楢葉町は、2011年3月の東日本大震災で壊滅的な被災地のひとつ。

日立システムズパワーサービス主催「ふくしま Play Stadium2023 ~未来へつなぐ=プロジェクト~」開催

この福島 Jヴィレッジで10月14日、昨年に続き2回めとなる“音楽とスポーツのチカラで復興を支援”―――「ふくしま Play Stadium2023 ~未来へつなぐ=プロジェクト~」(主催:日立システムズパワーサービス)が開催され、もとサッカー日本代表 大久保嘉人、もとバドミントン日本代表 高橋礼華、もと陸上日本代表の為末大、もとラグビー日本代表 畠山健介らを講師とした小学生向けスポーツ教室で親子が大盛りあがり。

また、帝京安積高校(福島県郡山市和太鼓部や福島県磐城第一高校(いわき市)フラダンス部による地元応援特別ステージ、福島魅力まるかじりフードコートSDGsワークショップ、そしてイベントの最後にはアーティスト CHEMISTRY によるスペシャルライブなどで会場全体が沸いた。

「将来、この福島からトップアスリートも!」

ゲストアスリートとの交流会やスポーツ教室は、定員を上回る予想以上の子どもたちが参加し、大盛りあがり。

サッカーラグビーバドミントン・陸上と、各競技とも2回のスポーツ教室が午前と午後に行われることから、2種目を選んで参加した親子が多く、それぞれの種目でトップアスリートといっしょに走り、パパ・ママはその姿を応援。

「こういうイベントで子どもたちがアスリートたちといっしょにスポーツを楽しんで、次へのパワーにつながればと思っています。ぜひここ福島から新たなトップアスリートが生まれることを期待しています」(日立システムズパワーサービス 南邦明 代表取締役 取締役社長)

スタンドからもゲストと交流、大久保嘉人も気さくに対話

サッカー教室で大久保嘉人は、スタンドで子どもたちを応援するパパ・ママたちの質問に呼応。「うちも子どもが4人いるけど、あまり細かく教えないですよ」と気さくな“パパアドバイス”で、スタンドの親たちも共感した。

そして快晴にめぐまれた屋外では、福島魅力まるかじりフードコートSDGsワークショップで大にぎわい。

スポーツ教室のあとは、SDGsワークショップで親子いっしょに工作を楽しむ姿も……。

「福島の心の復興、文化の復興にむけた支援を継続」

「ふくしま Play Stadium2023 ~未来へつなぐ=プロジェクト~」を主催する日立システムズパワーサービスの南邦明 代表取締役 取締役社長は、イベントを楽しむ地元親子の姿をみて、こう語った。

「地域活性化につながっていることを実感していますが、まだまだ地元に帰れない人もいらっしゃいますし、風評被害も拭いきれていません。

これら課題に対して、日立システムズパワーサービスとしては、親子・家族で楽しめるこうしたイベントを通して、福島を支援していきたい。

われわれ日立システムズパワーサービスとしては、心の復興、文化の復興にむけた支援を、これからも続けていきたいと思います」