JUJUの全国ツアー『スナックJUJU 2023』の京都公演が、10月10日にロームシアター京都で開催された。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。


今年デビュー20周年イヤーを迎えたJUJUの全国ツアー『スナックJUJU 2023』の京都公演が、先日10月10日(“ジュジュの日”)にロームシアター京都で開催された。

「スナックJUJU」は、会場を大きなスナックに見立て、JUJUが“ママ”として、昭和歌謡を中心に歌い上げるカバーシリーズ。2016年リリースのカバーアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~』は大ヒットを記録し、ライブでは国立代々木競技場第一体育館、さいたまスーパーアリーナ横浜アリーナ等でも“世界最大のスナック”として開催された大人気シリーズだ。6年ぶりとなる今回のスナックツアーは、ママと“同級生”であるJUJUのデビュー20周年イヤー前祝いとして、初の47都道府県で開催され、既に全53公演がSOLD OUT。来年2024年2月17日(土)には『スナックJUJU 東京ドーム店』の開催も発表されている。

これまで“ジュジュの日”には、JUJUのシューズ愛を詰めこんだシューズ・ファッションブックの発売や、JUJUが尊敬してやまない松任谷由実氏のライブサプライズ登場など、スペシャルな出来事でファンに喜びを届けてきた。JUJUにとっても特別な1日となっており、この日も、会場には何かが起きる期待感があふれていた。

定刻になると、 “流しのミュージシャン達”の演奏にあわせて、ママがステージに登場。ジュディ・オングの名曲「魅せられて」で、ジュジュの日の“スナックJUJU京都店”は堂々と開店した。「私、当店のママでございます。京都にお店を持つ事が夢でした!」と京都店開店への想いを伝えるママに、お客さんも盛大な拍手でこたえる。

異邦人」など昭和歌唱の名曲達で魅了し、「ママのお悩み相談」を挟んだあとは、「デュエットコーナー」へ。お客さんが会場内に設置されたボックスに応募し、ママ自身に引き当てられた候補者同士がじゃんけんをしてママとのデュエット相手が決まる、スナックJUJUの目玉コーナーだ。京都店ではスナック好きだという女性が選ばれ、「待つわ」をデュエット。会場を大いに盛り上げた。

そして、お客さんとのデュエットが終わると、ダンサー扮するキャストがママに何やら耳打ちを。どうやら、もう1人デュエット参加希望者がいるようだ。「もうお一方、急なお客様がいらしたので、お迎えしたいと思います。」とママに呼びかけられ登場したのは、なんと大泉洋氏!会場は驚きと大歓声につつまれた。

「京都まで来てふらふらしてたら、スナックがあると聞いたので来ちゃいました。てっきりJUJUさんの歌が聴けるのかなと思っていたら、オープニングからジュディ・オングさんの曲でびっくりしましたよ!袖からお店の様子を見ていて、ブラボーと叫んじゃいました。デュエットもされていて、ここは楽しいスナックですね。でも、JUJUさんではなく、ママなんですよね?」と質問する大泉氏にママは、「私はママで、ここはスナックです。誰かと一緒に歌わせていただく事がなによりも好きなんです。」とこたえる。大泉氏の来店が、NHK総合『SONGS』の収録だとあかされると会場の盛り上がりはさらに加速する。

「ここのスナックは悩みも聞いてくれるんですよね?私の悩みも聞いてもらっていいですか?」という大泉氏に、もちろんママは快諾。「今度リサイタルを行うことになりまして、ファイナルは来年2月の日本武道館なんですけども、リサイタルに向けて大事な事はなんですか?」という大泉氏のお悩みに対し、「体調管理」と即答するママに思わず大泉氏も爆笑。一見さんとは思えない、ママと大泉氏ならではの楽しいやり取りだ。

最後にはママから、「せっかくいらしたんだから、1曲いかがですか?」と提案が。大泉氏と同郷である北海道のバンド安全地帯の名曲「じれったい」をデュエットで披露し、会場を熱狂の渦に包んだ。

この模様は、10月26日(木)午後10:00から放送のNHK総合『SONGS』でオンエアされる。NHK101スタジオで披露される「あゝ無情」「時の流れに身をまかせ」の2曲と、京都のスナックで収録されたトークとあわせて、必見の内容だ。

来月11月1日(水)のカバーアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~ 『帰ってきたママ』』のリリース、来年2月17日(土)の『スナックJUJU 東京ドーム店』の開催と、話題が絶えない名店、スナックJUJU10月26日(木)放送NHK総合『SONGS』とあわせて、まだまだ目が離せなさそうだ。

大泉洋、JUJU