三沢空港振興会(事務局:三沢市政策調整課)と三沢空港ターミナル株式会社、星野リゾート 青森屋の3社が、2023年10月10日から、旅の始まりに青森を目一杯感じる「青森めぐり旅灯篭」を実施します。三沢市出身のアートディレクター森本千絵氏(株式会社goen°)が空間演出のプロデュースを担当し、三沢空港内に「のれそれ(*1)青森」をテーマにした70個以上大小様々なねぷた灯篭を飾ります。また、森本千絵氏がデザインしたオリジナルこけし灯ろうや、ねぶた師・北村麻子氏制作の星野リゾートオリジナルねぶたも青森ねぶた祭から凱旋し、到着ロビーにて青森を訪れる人々をお出迎えし、旅気分を盛り上げます。
*1 青森の方言で、目一杯という意味。

背景

三沢市の中央に位置する三沢空港は、青森県南部地方唯一の空の玄関口です。より多くの方が青森を訪れることができるように、現在暫定的に1日4便を運航している東京羽田=三沢線の4便化定着を目指し、昨年より官民協働で様々な施策を行っています。この度、より旅心をくすぐるような取り組みを通じて、旅の始まりに青森を目一杯感じていただきたく、三沢空港振興会と三沢空港ターミナル株式会社、星野リゾート 青森屋の3社が共同企画し、「青森めぐり旅灯篭」を考案しました。

このイベントをきっかけに、三沢空港が青森旅でぜひ訪れたい観光スポットとして、そして地域のみなさまが気軽に立ち寄る憩いの場として、今後の発展に貢献できればと考えています。

特徴1 「のれそれ青森」を感じるフォトジェニックな空間

期間中、三沢空港の到着ロビーを中心に、「のれそれ青森」をテーマにした大小70個以上の灯篭を飾ります。生産量日本一を誇るりんごや陸奥湾のほたて、大間のまぐろ、南部地方の伝統玩具の八幡馬(やわたうま)など、青森各地の魅力をねぷたの技法で表現した灯篭が空間を彩ります。中でも一番目を引くのは、1931年に三沢市の淋代(さびしろ)海岸から出発し、日米間最初の太平洋無着陸横断飛行の偉業を達成した「ミス・ビードル号」の灯篭です。そのレトロで鮮やかな赤い機体が青空を駆ける様子を、幅1m・奥行1mのねぷた灯篭で表現しました。

特徴2 三沢市出身のアートディレクター森本千絵氏がデザインしたオリジナル「こけし灯ろう」

この企画には、三沢市出身のアートディレクター森本千絵氏も参画し、空間演出のプロデュースのほか、魅力あふれる青森により多くの方に訪れてほしいという願いを込め、日米文化が融合した三沢市の文化に焦点を当て、本企画オリジナルのこけし灯ろうをデザインしました。デザインしたのは、高さ1.8mのこけし灯ろう2体と、1.3mのこけし灯ろう1体や小型灯篭「えんつこ」など計9体の作品です。文化や食、名物など三沢にまつわる題材を取り入れ、和と洋を融合した可愛らしいデザインで、温かみを感じながら三沢市の文化に触れることができます。

特徴3 ねぶた師・北村麻子氏作の「じゃわめぐ跳人ねぶた~まんつ、跳ねるべし!~」が青森ねぶた祭から凱旋

青森旅をさらに盛り上げるべく、ねぶた師史上初の女性ねぶた師として活躍される北村麻子氏が手掛けた星野リゾートのオリジナルねぶたも青森ねぶた祭から凱旋します。⻘森の文化を発信する⻘森屋のオリジナルねぶたとして、今年新たに制作したのは、祭りの盛り上げ役の踊り手「跳人(はねと)」とねぶたを掛け合わせた作品です。幅約1.6m、奥行き約1.6m、高さ約1.8mの山車で表現したのは、跳人⾐装をまとう武者がお囃子(はやし)の演奏に合わせて力強く跳ねる姿です。題名は「じゃわめぐ跳人ねぶた~まんつ(*2)、跳ねるべし!~」で、その躍動感あふれる表現で作品を見る人が祭りの熱気を感じ、心がじゃわめぐ(*3)ようにという思いを込めています。

*2 青森の方言で、まず、とりあえずの意味です。

*3 ⻘森の方言で、祭りで心が騒ぐ、にぎやかで楽しい様子のこと。

初日に実施したウェルカムセレモニーの様子

イベント初日に、三沢市長小桧山吉紀氏、三沢市出身のアートディレクター森本千絵氏、ねぶた師・北村麻子氏を招き、ウェルカムセレモニーを実施しました。4便目の対象となる11時50分の到着便の搭乗者に、祭りでしかもらえない「幸福の鈴(*4)」と、青森旅のお供になるりんごジュースを配布し、充実した旅になるように、色とりどりの灯篭とともに青森旅の始まりを盛り上げました。

*4 祭りの際に跳人が衣装につける鈴で、青森では幸せのお守りとして親しまれています。                   

【携わる制作者について】

アートディレクター森本千絵(もりもと ちえ)氏プロフィール

青森県三沢市生まれ。武蔵野美術大学卒。1999年博報堂入社。

2007年株式会社goen°設立。Mr.Children松任谷由実Official髭男dism、20th CenturyなどミュージシャンのアートワークやMVの制作が多く、また、山田洋次、是枝裕和ら映画/演劇系の宣伝美術なども手掛ける。

社名のgoen°は「ご縁」から来ており、人や商品との出会いを大切にし、そして新しく創り出したいという想いが込められた。人や商品を最大限に魅力化するのが目的であり、案件ごとにアプローチが変わるのは自然なことだとする社風のため、アウトプットするメディアや作風、規模等は様々である。現在は広告の企画演出、商品開発、装丁、映画・舞台の美術、地域再生プロジェクト、教育デザイン、動物園や保育園の空間ディレクションなど、業態や領域にとらわれずにあらゆる形のコミュニケーションデザインを行っている。青森県においては八戸市マチニワの「水の樹」、青森空港ステンドグラス「青の森へ」、三沢市役所「男女共同参画計画」デザイン、三沢空港「提灯プロジェクト」、津軽観光キャンペーンロゴ「十四津軽」などを手掛ける。

ねぶた師・北村麻子(きたむらあさこ)氏プロフィール

1982年生まれ、青森県出身。父であり、数々の功績を残す六代目ねぶた名人の北村隆氏に師事。2012年にあおもり市民ねぶたから依頼され、ねぶた師史上初の女性ねぶた師としてデビュー。デビュー作「琢鹿(たくろく)の戦い」が優秀制作者賞を受賞し、注目を集める。2017年には「紅葉狩」でねぶた師に贈られる最高賞、最優秀制作者賞を受賞。
北村麻子氏 公式ホームぺージ:https://asako-kitamura.com/

【参考情報】

青森県、三沢空港振興会(事務局:三沢市政策調整課)、株式会社goen°(森本千絵氏主宰)共同企画

ねぷたでできた青森の名産品・工芸品で三沢空港を埋め尽くす 「りんご提灯ジャック」プロモーション

プレスリリース:https://www.atpress.ne.jp/news/343626

青森県日本航空、星野リゾート共同企画

東京羽田=三沢の4便化定着を目指す「のれそれ青森旅キャンペーン」

現在は「のれそれ青森旅キャンペーン2023 ~ぐるっと満喫してけろ~ 第2弾」を実施中。

プレスリリース:https://drive.google.com/file/d/14ss5JiEoANkWJvnqT9xHF-jdw8b96iq_/view?usp=drive_link

星野リゾート 青森屋

「のれそれ(*青森の方言で目一杯の意味)青森 ~ひとものがたり~」をコンセプトに、青森の祭りや方言などの文化を満喫できる温泉宿。約22万坪の敷地内には、池や古民家が点在する公園もあり、食事や多彩なアクティビティを楽しむことができます。

所在地 :〒033-0044 青森県三沢市字古間木山56

電話  :050-3134-8094(星野リゾート予約センター)

客室数 :236室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00

料金  :1泊 23,000円~(2名1室利用時1名あたり、税込、夕朝食付)

アクセス:青い森鉄道三沢駅より徒歩約15分、三沢空港より車で約20分

URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/

配信元企業:星野リゾート

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