『10代から身につけたい「伝える力」』書影
 『10代から身につけたい「伝える力」』書影

株式会社PHP研究所京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023年11月15日に『10代から身につけたい「伝える力」』(池上彰著・くりたゆきマンガ/税込1320円)を発売します。本書は、累計200万部突破している『伝える力』(池上彰著/税込880円/PHPビジネス新書)を、小中学生向けにリニューアルしたジュニア版です。SNSの発達で、顔の見えないコミュニケーションを求められる世代に向け、一生使える「聞く・読む・書く・話す」テクニックをわかりやすく解説します。


SNSネイティブ世代こそ「伝える力」が重要


本書の原著にあたる『伝える力』(2007年刊)は、10年以上前に発刊されたにもかかわらず、コミュニケーション論のバイブルとして、今なお多くの読者に支持されています。 その著者である池上彰氏は、SNSの発達により、「人に伝える力」の重要性はますます高まっていると感じていました。特に、コロナ禍で対面のやりとりが減り、SNSに触れる機会が増えた今の小中学生に、これからを生き抜くための一生モノの「伝える力」を身につけてほしいという著者の思いから、ビジネスパーソン向けの『伝える力』を子ども向けに大幅加筆修正し、発刊するに至りました。


急増中のSNSトラブルや学校生活での注意点を加筆


本書は、章ごとに導入マンガを加え、小中学生に身近な家族・友だち・学校生活などの例を用いるなど、ジュニア版ならではの工夫が施されています。SNSで意見を発信する際の注意点や、誤解を生む文章表現の事例、デマに踊らされない正しい情報のインプット方法など、トラブルの多いSNSでのコミュニケーションの注意点を新たに加えました。インターネットやSNSとの付き合い方について、家庭で話し合うきっかけにもなる一冊です。


本文より
本文より

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冒頭と各章のはじめは導入マンガでわかりやすく。


本文より
本文より

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見開き完結で見やすく。



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発刊にあたり開催した、子どもたちとの座談会での質疑応答も収録。


『10代から身につけたい「伝える力」』について


章立て


はじめに
第1章 伝えるときの心構えと、読む力を身につけよう!
第2章 話す力をみがいて、相手の心をつかもう!
第3章 聞く力を養えば、きみはもっと成長できる!
第4章 書く力をきたえ、表現することを楽しもう!
第5章 今を生きるきみたちに必要な「新・伝える力」
おわりに


著者


池上彰(いけがみ・あきら)
ジャーナリスト。名城大学教授、東京工業大学特命教授など、11 大学で教える。1950年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、73 年、NHKに報道記者として入局。1994 年4 月から11 年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役を務め、わかりやすい解説が話題に。2005 年にNHKを退職し、現在はフリーのジャーナリストとして多方面で活躍している。著書に『伝える力』『伝える力2 』(以上、PHP 研究所)、『なぜ僕らは働くのか』(Gakken)、『池上彰のこれからの小学生に必要な教養』(主婦の友社)など多数。


書誌情報


タイトル:10代から身につけたい「伝える力」
著者:池上彰               
マンガ:くりたゆき       
定価:1,320円(10%税込)   
対象年齢:小学校上級~
発売日:2023年11月15日      
判型:A5判並製       
ページ数:128頁         
ISBN:978-4-569-88140-9       
発行:株式会社PHP研究所


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