S&D Prototyping株式会社は、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の床呂郁哉教授をお招きし、未完成なモノが持つ、欠けている部分を想像してしまう効果についてデザインや人類学の視点から探るイベントを開催します。

未完成なモノには、完成した状態を想像させる効果があります。

デザインの分野ではプロトタイプであるワイヤーフレームがアプリやウェブサイトの完成した状態を想像させ、美術の分野では頭部や腕が欠落した彫刻は、欠落した部分があった場合の完成した状態を想像させます。

このような、未完成なモノが完成した状態を想像させる効果は一体なぜ生じるのでしょうか?そして、それはデザインやものづくりにどのように活かせるのでしょうか?

本イベントは、この未完成なモノが持つ、欠けている部分を想像してしまう効果についてデザインや人類学の視点から探ります。
『ものの人類学』をご出版された人類学者である東京外国語大学 床呂教授をお招きし、未完成なモノであるプロトタイプを研究し『失敗から学ぶ技術 新規事業開発を成功に導くプロトタイピングの教科書』の著者である三冨が進行役をつとめます。
イベントでは、AIBO、美術作品、イスラム教徒が用いるヒジャーブなどの多様なモノや、手法としてのブリコラージュなどの概念を例に「未完成なモノ」への考察を床呂教授と三冨が解説します。その後、未完成なモノが生み出すイメージの活用方法をディスカッション形式で探ります。

<このような方におすすめ>
・モノの持つ未完成性やプロトタイプに興味がある
・モノに関する人類学に興味がある
・デザインやものづくりに新しい視点での気づきが欲しい

  • 開催概要

未完成なモノが生み出すイメージ ~未完成性への想像力を活用したデザイン・ものづくりの可能性~
・日時:11月15日 (水) 19:00~20:30
・場所:リアル(SkiiMa KICHIJOJI)、オンライン(zoom
・参加:無料
- 申し込みURL
https://sd-prototyping-unfinished.peatix.com/

  • プログラム紹介

19:00~19:05 : 本日の目的とサマリー
19:05~19:25 :プロトタイプ観点での「未完成なモノが生み出すイメージ」への考察
      (S&D Prototyping株式会社 三冨)
19:25~19:45未完成な『もの』からの触発/創発をめぐって(仮題)
      (東京外国語大学 床呂)
19:45~20:15 :パネルディスカッション
20:15~20:30: 質疑応答
20:30~21:30:(リアル・希望者のみ)懇親会

  • 登壇者

床呂郁哉(ところ いくや)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。
専門は東南アジア島嶼部のムスリム社会、「もの」や物質文化、顔と身体表現などに関する文化人類学的研究。科研新学術領域「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築」などの研究プロジェクトに参加。
おもな著書に『ものの人類学』(全二巻、共編、京都大学学術出版会)、『わざの人類学』(京都大学学術出版会)、『越境-スールー海域世界から』(岩波書店)、
『顔身体学ハンドブック』(共編:東京大学出版会)、Tokoro I., Kawai K. (Eds.) An Anthropology of Things. Kyoto University Press & Trans Pacific Press, 2018など。

三冨敬太(みとみ けいた)
S&D Prototyping株式会社 代表取締役
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科博士後期課程在学中、リサーチ担当研究員。研究領域はプロトタイピング。Design Research Society、The American Society of Mechanical Engineersなど所属。
広告・クリエイティブ専門誌 [ブレーン] で「プロトタイピング発想のデザイン」、翔泳社の事業開発者のためのWebメディア Biz/Zineに て「民主化するプロトタイピングの新潮流」連載。著書『失敗から学ぶ技術 新規事業開発を成功に導くプロトタイピングの教科書』が翔泳社から発売中。
https://amzn.asia/d/2i0QN0o

  • S&D Prototyping株式会社について


S&D Prototyping株式会社概要】
会社名:  S&D Prototyping株式会社
所在地:  東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目13番2号
設立:   2021年7月
代表取締役:三冨敬太
事業内容: プロトタイピング研究・コンサルティング・伴走など各種支援
概要・ビジョン: 戦略的かつ迅速な新規事業・サービスづくりを得意とするプロトタイピングに特化。
すべての人がつくることを通して、 未来をプロトタイピングしていける社会を目指している。


・本件に関するお問い合わせ先
E-mail: keita.mitomi@sd-prototyping.co.jp
Web: https://sd-prototyping.co.jp/contact

コラボレーション、それ以外のお問い合わせについても、お気軽にご連絡ください。

配信元企業:S&D Prototyping株式会社

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