アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督が、FWリオネル・メッシの代表引退の可能性を否定した。

スカローニ監督が就任して以来、2021年にコパ・アメリカ、2022年にカタールワールドカップ(W杯)を制するなど、代表でも充実した時間を過ごすメッシ。今夏にメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに移籍して欧州リーグから離れた後も、引き続きアルゼンチン代表ではプレーし続けている。

一方で、今年6月に36歳となり、先月行われた北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第3節のボリビア代表戦を負傷欠場していたメッシが、いつまで代表チームでプレーするべきかは議論の的に。今月のインターナショナルマッチウィークでは代表に招集されているものの、アルゼンチンでは「メッシのいない代表に慣れるべき」との意見もある。

しかし、17日に行われるW杯南米予選第4節のペルー代表戦に先立った記者会見で、スカローニ監督はまだメッシの代表引退について考えるべきではないと断言。また、不世出の英雄に対して、代表側が引退勧告をする考えは一切ないことも明確にしている。

「レオ(メッシ)はまだここにいることを、我々は心にとどめておくべきだろう。『彼がいる代表』について考えるのは、本当に素晴らしいことだ。事実として、彼はまだ現役であり、そうした意見は無視したい。我々が彼を引退させるべきか?それをしたら切腹ものだ。狂っているよ」

「レオの状態は問題ない。彼は練習時間を増やしており、起用については明日決断するだろう。もしレオが元気なら、私が考えていることはみんなにもわかると思うが、彼はプレーするはずだ」

「我々は常に100%、あるいは100%に近い状態でプレーしようと努めている。だが、次の試合で全員がベストを尽くすのは簡単ではなく、メンバーを変更する可能性はある」