赤城乳業「本庄千本さくら『5S』工場」

「予約の取れない人気スポット」ガリガリ君の製造工場を見学!超レアな歴代の当たり棒も!? 【大人の社会科見学 vol.10】の画像一覧

社会科見学と聞くと“こどもだけのもの”とお考えではないですか? それは非常にもったいない! ものづくりの現場や普段はなかなか入れない場所を体験できる、“大人のため”の見学ツアーやスポットがたくさんあります。「大人の社会科見学」第10回目となる現場は、赤城乳業「本庄千本さくら『5S』工場」です!

大人気「ガリガリ君」の製造工場

赤城乳業「本庄千本さくら『5S』工場」今回訪れたのは赤城乳業「本庄千本さくら『5S』工場」。こちらは「赤城乳業」が製造・販売する大人気の「ガリガリ君」などのアイスキャンディを製造している施設です。無料の工場見学も行っていて毎月1日にHP上から先着順(見学希望月の2カ月前の1日から予約可能で、7・8月は抽選)で応募することが可能。毎回人気で予約がなかなか取れないほどの人気スポットです。それでは早速、レポートしていきます!

その1「豊富なフォトスポット」

受付を済ませたら、そこにはいきなり顔はめパネルなど様々なフォトスポットが現れます受付を済ませたら、そこにはいきなり顔はめパネルなど様々なフォトスポットが現れます。

ソフトクリームの上だけを商品化した「ソフ」のオブジェを発見ソフトクリームの上だけを商品化した「ソフ」のオブジェを発見! ちなみに奥のオブジェは発売開始当時のテレビCMの撮影で実際に使用した物とのこと。

その2「過去の製品展示コーナー」

赤城乳業の前身「広瀬屋」時代に製造していたアイス「アイスベター」の商品パッケージ赤城乳業の前身「広瀬屋」時代に製造していたアイス「アイスベター」の商品パッケージ。

ガリガリ君の元祖と言えるのが、1964年に発売された「赤城しぐれ」ガリガリ君の元祖と言えるのが、1964年に発売された「赤城しぐれ」。初のかき氷カップアイスとして大ヒットし、その後、“片手で食べられるアイス”としてガリガリ君1981年に発売されました。

ガリガリ君の初代モデル。80年代初期の時代を感じさせる、ポップでコミカルなデザインが印象的こちらがガリガリ君の初代モデル。80年代初期の時代を感じさせる、ポップでコミカルなデザインが印象的です。

意外にも過去には味噌汁や野菜スープ、酢豚などの冷凍食品も発売していたアイス菓子のイメージが強い赤城乳業ですが、意外にも過去には味噌汁野菜スープ、酢豚などの冷凍食品も発売していたのですね~。しかし当時は一般家庭に電子レンジがまだ普及していなく、程なく廃盤に。時代を先取りし過ぎたようです。

90年代に登場した懐かしのアイス「スーパーメロン」も90年代に登場した懐かしのアイス「スーパーメロン」! メロンモチーフのカップの中にメロンシャーベットを入れた氷菓子です。

その3「製造ライン見学」

製造ライン見学

赤城乳業で普段使われている3種類の服が展示赤城乳業で普段使われている3種類の服が展示。左が工場の外用の「外着」。中央は食事やお手洗いを利用する際に着用する「構内着」。そして製造ラインで着るのが右の「製造着」。製造エリアで着用するクリーンスーツには、髪の毛や異物が付着するのを防ぐよう、静電効果の高い素材を採用しています。

まず最初に訪れるのが、アイスの検査やチェックを行っている「検査室」まず最初に訪れるのが、アイスの検査やチェックを行っている「検査室」。製造ラインからアイスのサンプルを採取し、品質基準を満たしているかチェックし、安全が確認された後に出荷されます。

ガリガリ君の製造ライン!

ガリガリ君の製造ライン

ガリガリ君の原材料となる液体こちらがガリガリ君原材料となる液体。この色は「ガリブルー」と呼ばれています。外側のキャンディは液体自体を凍らせて製造。中身は氷を砕いたものと合わせて-32℃以下で冷やし固めて作ります。なので、中身は氷と混ぜる分、濃いめの右側の液体を使用しています。

ガリガリ君の原材料の貯蔵タンクガリガリ君原材料の貯蔵タンクタンク1本当たり、ガリガリ君10万本分の8000Lタンクは36本、その他に4000Lタンクが2本設置しています。

ガリガリ君の中身のかき氷製造の様子ガリガリ君の中身のかき氷製造の様子。大きな氷が粉砕され、ガリガリ君の原液と万遍なくミックスされていきます。

これ一個でガリガリ君が約5000本製造こちらが製造ラインに流れて来る氷一個分の大きさ。これ一個でガリガリ君が約5000本製造されます。

約マイナス32度まで冷やされた型にガリガリ君の原液が注がれます約マイナス32度まで冷やされた型にガリガリ君の原液が注がれます。瞬間的に型に沿って外側が冷えて固まるので、一旦中央部分の液体のみを吸い出します。そこに中身のかき氷が注がれ、凍結されます。

ガリガリ君をはじめ様々な棒アイスの歴代の当たり棒も展示ガリガリ君をはじめ様々な棒アイスの歴代の当たり棒も展示されています。

赤城乳業の前身の頃の商品パッケージやガリガリ君製造の見学など色々と体験しちゃいましたが、今回体験したのは、「本庄千本さくら『5S』工場」にある展示の一部! 他にもユニークな体験ができる「ガリガリ君広場」にあるガリガリ君グッズの販売コーナーやアイスの試食タイムあります。その様子はパート2でお届けしますので、乞うご期待!

赤城乳業「本庄千本さくら『5S』工場」

赤城乳業 本庄千本さくら『5S』工場」
住所埼玉県本庄市児玉町児玉850-10
TEL:0120-60-6092
受付時間 :10:00~12:00 / 13:00~15:00(月~金のみ)
休館日:土曜・日曜、その他休業日あり
入館料:無料(完全予約制)
URL:https://www.akagi.com/factory/index.html

「予約の取れない人気スポット」ガリガリ君の製造工場を見学!超レアな歴代の当たり棒も!? 【大人の社会科見学 vol.10】