ふかわりょう・岸田文雄

17日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、ふかわりょう岸田文雄首相の発言に苦言を呈した。

 

■岸田首相がスーパーを視察

岸田首相が経済対策のため江東区のスーパーを訪れた話題を取り上げたこの日の放送。

食品売り場を見て回った同首相は「国民のみなさんが物価高に負けない、幸せを維持する社会を」「思い切った対策を実行する」と話したことが紹介された。

 

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■ふかわが一瞬固まって…

岸田首相の発言が理解できない様子のふかわは一瞬固まったあと、金子恵美に「これはどういうふうに解釈したら?」と質問する。

金子は「日本はデフレからの脱却ということでね。今の物価高は行き過ぎていると。経済の好循環が生まれて、賃上げに繋がって幸せにと言いたいんでしょうけれども」とコメント。

そして自身も政治家時代に視察をしていたと話し、「政治家からするとパフォーマンスというふうには見られないと本人は思っているんですけど、政治家を辞めて外から見ると、こんなにまでパフォーマンスに見えてしまうのかと。それだけ国民のみなさんが苦しいから、そう映ってしまうのかな」などと語った。

 

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■出演者から苦言が続々

話を聞いたふかわは「おっしゃるところもあると思うんですけどね、SPの数とか、フラッシュのたかれる感じとか、やっぱりパフォーマンスに見えてしまう。なんか、降りてきてくださったかのように」と笑いを浮かべながらも苦言を呈す。

画家でコメンテーターの中島健人氏も「パフォーマンスでいいからメモを取らないで30分レジを打ってくれって。本当にみんなギリギリなんだということがわかると思う」と指摘。

そして「岸田政権になってから2年経つわけですよ。そのなかで17カ月実質賃金が下がり続けている。岸田政権になってから、みんな毎日貧乏になっている。それにもかかわらず岸田さんが発したワードって「『明日が良くなる社会を目指して』って」と呆れたように話し、「支持率が危険水域に行っているのは、われわれの正直な反応」と斬った。

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■「政治家のやることではない」

アシスタント松澤千晶も「物価高という現実的なワードに対して、幸せという抽象的なワードを並べているのはモヤッとしました」と語る。

するとふかわも「本当に松澤さんの言う通りで、ここで幸せをって持ってくるのは、政治家のやることじゃないですよね」とバッサリ。

続けて「政治家って生活じゃないですか。生活を支えるというか、保証するというところで。そこで幸せという考え方次第じゃないけど、気の持ちようともとらえられることを掲げるのは、政治家のやることではない」と苦言を呈していた。

 

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■ネットでも厳しい声が

岸田首相のスーパー訪問と「物価高に負けない幸せな社会」という抽象的と思えるキャッチフレーズには、『バラダン』出演者はもちろん、SNSなどでも厳しい見解が散見される。

ふかわりょう、岸田文雄首相のスーパー視察と発言を疑問視 「政治家のやることではない」