お笑いコンビ・チョコレートプラネットのYouTubeチャンネルにおける名物企画「悪い顔選手権」が、YouTube上で存在感を発揮している。

参考:【写真】「出し子感が出てる」闇バイトに引っかかった“小物感”ある悪い顔を見せた瑛人

 同企画は、なんらかの事件を起こした容疑者が逮捕時のニュース映像で見せる「悪い顔」を芸能人が再現するというものだ。2020年11月公開の動画で、チョコプラの長田庄平と松尾駿が万が一逮捕された場合、どちらが「悪い顔」をできるか競い合うというコンセプトのもと実施すると、これが大バズり。以来、お笑い芸人や俳優、タレント、ミュージシャンなど、様々な著名人をゲストに招いて行う人気シリーズと化している。

 そんな「悪い顔選手権」がこのほど、意外な形で活用された。2023年10月16日に公開した「悪い顔選手権【CHOCO FES 2024ゲストアーティスト編】」と題した動画でチョコプラの2人は、来年1月に東京と京都で開催するイベント「CHOCO FES 2024」の第2弾出演アーティストを、“悪い顔選手権形式”で発表すると説明した。

 はじめに登場したのは、2019年にリリースした「香水」の大ヒットで、2020年に「NHK紅白歌合戦」への出場を果たしたシンガーソングライターの瑛人。瑛人は、今回の悪い顔選手権のVTRにて、怪しげなビルの一室から、黒いTシャツにハーフパンツというラフな格好で登場。扉のなかにいるスキンヘッドでひげを蓄えた怪しげな中年男性に軽く挨拶を交わすと、一仕事終えたような表情で歩き出した。長田は「これはいまの悪い感じだね。下っ端かな」といい、松尾は「出し子感が出てる」と寸評。最終的に闇バイトに引っかかったとされ、テロップでは「逮捕 特殊詐欺等事件ほう助の疑い 瑛人容疑者(26)」と表示された。

 このほか、CHEMISTRYの川畑要は煽り運転をしたとして「道路交通法違反の疑い」、シンガーソングライターのHAN-KUNが「瑛人を使った闇バイトの元締め」として「窃盗罪の疑い」、VTRにて草むらから急に登場したGENERATIONSの中務裕太はトイレが混んでて我慢ができずにその場で用を足したとして「迷惑行為防止条例違反の疑い」などと、次々と、「CHOCO FES 2024」出演アーティストの架空の罪状をでっちあげていった。

 これまでも映画やプロモーションも兼ねて「悪い顔選手権」に挑戦する芸能人はいたが、フェスの出演アーティストを“悪い顔”とともに紹介するというのはなかなか斬新。企画誕生からまもなく3年を迎える「悪い顔選手権」だが、その可能性は今後ますます広がっていきそうだ。

(文=こじへい)

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