日本のインディ・レーベルの先駆けとして1969年に発足、多くの先鋭的な才能が集い、日本のフォーク/ロックの祖と言われるURC(アングラ・レコード・クラブ)。2023年ソニーミュージックが発売権を獲得し、この6月からスタートした同レーベルのCD復刻再発シリーズ第六弾となる11月発売5タイトルのラインナップが発表された。

今回リリースされるのは、『五つの赤い風船/巫OLK脱出計画』(1970年)『藤原秀子/私のブルース』(1970年)『古川豪/羅針盤で星占いはできない』(1973年)『ひがしのひとし/マクシム』(1975年)『スカイドッグ・ブルース・バンド/スカイドッグ・ブルース・バンド』(1976年)。今回はレーベル後期のレアなアイテムも含み、フォークに留まらないURCの多様な魅力を堪能できるラインナップとなっている。

URCレコード名盤復刻シリーズ・特設サイト

https://www.110107.com/URC

〈URCレコード名盤復刻シリーズ 第六弾5タイトル〉

発売日:2023年11月22日

価格:各2,000円(税込)

仕様:Blu-spec CD2/2023年リマスタリング

発売元:ソニーミュージックレーベルズ

五つの赤い風船『巫OLK脱出計画』MHCL-30923

五つの赤い風船が“アルバム第三集”として1970年にリリースした作品。随所に人を食ったユーモアや実験的なサウンドメイキングを配し、サイケデリックな香りも漂う彼らの代表作。

《収録曲》

1. #-い ×○△××

2. てるてる坊主

3. 小さな夢

4. 一度だけでも

5. あるいて歩いて

6. ささ舟

7. どこかの星に伝えて下さい

8. 私の宝もの

9. いやなんです

10. これがボクらの道なのか

11. バカなうた

12. 信者の唄

13. 時は変ってしまった

14. プレゼント

15. 殺してしまおう

16. 巫OLK脱出計画

17. #-ろ ××△○×

藤原秀子『私のブルース』MHCL-30924

五つの赤い風船の紅一点ヴォーカリストであった藤原秀子が1970年にリリースした初のソロアルバム。ジャズ系ミュージシャンをバックに、落ち着いたアルトヴォイスで全編歌われた本作は、隠れた名盤の呼び声が高い。

《収録曲》

1. いつかはこの世も

2. 去りゆくものは

3. お前なんか

4. 別れ

5. 愛ある世界へ

6. 二人で歩けば

7. 私に電話を下さいネ

8. 一番星みつけた

9. 私のブルース

10. 明日に続く道

11. 私の唄

古川 豪『羅針盤で星占いはできない』MHCL-30925

1973年に発表された古川豪のセカンド・アルバム。マウンテンミュージックアイリッシュ・トラッドをベースにした、古き良きアメリカン・フォークの風格を漂わせる名盤。アルバム・ディレクターおよびバック・ミュージシャンとして、ザ・ディランIIの永井ようが参加している。

《収録曲》

1. いんとろだくしょん

2. トカトントン

3. 生身の体は死にたえて

4. 腰に力がはいりすぎ

5. このマのあたり

6. 某英雄の退却

7. キャノンボール・レース

8. ホーボーの子守唄

9. ドサまわり

10. 羅針盤で星占いはできない

11. インストルメンタル・フォー・ユー

ひがしのひとし『マクシム』MHCL-30926

後期URCレーベルの中でひときわ異彩を放ったひがしのひとし。シャンソンをモチーフに洒脱な世界を構築していく。今作は1975年に発表されたファースト・アルバム。

《収録曲》

1. シャンソンを唄おう

2. マクシム

3. この唄を貴方に捧げます

4. 悲しいピエロ

5. 夕暮

6. ポルノグラフ

7. 生まれてはじめてのことを女はされる

8. ゴリラ

9. あるギターひきの物語

10. ジョルジュブラッサンスに

スカイドッグ・ブルース・バンド『スカイドッグ・ブルース・バンド』MHCL-30927

札幌で結成されたブルース・バンド。1976年に発表されたこのアルバムは、正統派シカゴ・ブルース・サウンドに日本語を載せて歌うスタイル。大塚まさじがサウンド・プロデュース。オリジナル曲の他にマディ・ウォーターズ、フェントン・ロビンソンを日本語でカヴァーするなど、ブルース愛にあふれる作品。

《収録曲》

1. ロールスロイスに乗って

2. 5年間も

3. いやんなった

4. 午前4時のブルース

5. 大人

6. てやんでえ!

7. 今夜も飲みあかそうぜ

8. 果てしなき旅(旅する連太)

9. 金を貸してくれ

10. 俺が今日まで

配信元企業:株式会社ソニーミュージックレーベルズ レガシープラス

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