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アメリカの迷惑系YouTuberが、配達員へのいたずらが原因で銃で撃たれる事件が発生した。『Daily Star』や『Daily Mail』が報じている。

 

■いたずらに銃で反撃

事件はアメリカ・バージニアスターリングにあるダレス・タウン・センター・モールで発生した。この日、YouTuberのタナー・クックさん(21)は、自身のYouTubeチャンネル『Classified Goons』を撮るために配達員へのいたずらを仕掛けた。

クックさんは、アラン・コリーという配達員を追いかけて彼の顔に携帯電話を突きつけ、奇妙なフレーズを繰り返し再生する嫌がらせを行ったという。

コリーはクックさんに三度注意を促し、携帯電話を叩き落とそうとした。しかしさらにしつこく絡まれ、銃を取り出してクックさんの左胸下を撃った。

 

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■禁固10年の可能性

コリーは警察に逮捕され、加重傷害罪、傷害、銃器使用、建物内での銃器発砲など複数の容疑で起訴された。建物内での銃器発砲については有罪とされ、10年の禁固刑の可能性があるが、「正当防衛」が認められ加重傷害罪は無罪となった。

コリーの弁護士がこの有罪判決に不服を申し立てたため、判決を破棄するための弁論を行う予定である。

 

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■動画は続けると宣言

クックさんは裁判の中で「自身のいたずらで、コリーを怖がらせたり怒らせたりする意図はなかった」と語った。

一方でコリーの弁護士は「身長185センチで大柄なクックの行動が、コリーに身体的危害の危険を感じさせた」と、正当防衛の妥当性を主張している。

皮肉にもこの事件で、クックさんのYouTubeチャンネルはさらに知名度を上げることになったという。銃で撃たれる痛い思いをしたものの、入院中も動画による収入が月に3,000ドル(約447万円)もあるため、「動画制作をやめるつもりはない」と開き直っている。

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