炭谷は経験豊富なベテラン捕手として知られる(C)CoCoKARAnext

 楽天戦力外通告となった、ベテランの炭谷銀仁朗捕手に注目が高まっている。

 楽天球団は10月13日炭谷銀仁朗捕手と来シーズンの契約を行わないと発表。炭谷は現役続行の意思を示している。

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 炭谷は2005年にドラフト1位で西武入団し、18年オフにFA権を行使し、巨人へ移籍。21年のシーズン途中に金銭トレードで楽天へ。今季は65試合の出場にとどまっていた。

 一方、今季でプロ18年目、36歳シーズンとなっている炭谷に関しては〝まだまだやれる〟というエールが球界内からも上がっている。

 中日の名捕手として活躍した中村武志氏は10月17日に更新された野球系YouTubeチャンネル「野球いっかん」に出演。楽天から戦力外通告を受けた炭谷に関して語っている。

 中村氏は現役続行の意思を示している炭谷に関して「優勝争いとか、いざというときベテランキャッチャーは絶対に必要。この試合に勝ってくれとか、何とかゲームつくってくれというとき。それが出来る渋めのキャッチャーが今の球界にいない」とコメント。いぶし銀捕手として、炭谷獲得に動く球団はありそうだと予想した。

 実際に捕手ポジションは貴重なだけに、どの球団も正捕手育成とともに経験豊富な第二捕手の存在を求めている側面はある。

 古巣、西武もその一つといえそうだ。

 西武では昨オフに強打の正捕手の森友哉FA権を行使し、オリックスへ移籍。今季はプロ2年目の古賀悠斗捕手が100試合出場と育成シーズンとなったが、ベテランの岡田雅利捕手は今年3月に左ひざ半月板の手術を行い、現場復帰の目途が立っていない。投手王国を支える、経験豊富な捕手は補強ポイントの一つにあがりそうだ。

 果たして炭谷は来季どこのユニホームを着ているのか。今後も注目の存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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