アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、レンタル移籍の噂を完全に否定した。『ESPN』が伝えた。

今夏パリ・サンジェルマン(PSG)を退団し、メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに加入したメッシ。世界的なスーパースターの到着に大きく沸き、さらにはバルセロナからMFセルヒオ・ブスケッツ、DFジョルディ・アルバも獲得し、大きく沸いた。

そのメッシは、シーズン中断期間に行われたリーグズ・カップでデビューし大暴れ。ゴールを量産してチームに初優勝に貢献すると、低迷していたMLSでの活躍も期待された中、ケガに悩まされ欠場も多く、チームはレギュラーシーズンで終えることとなった。

ここまで加入して13試合11ゴールという結果を残すメッシだが、インテル・マイアミでの今季は残り1試合に。17日の北中米ワールドカップ南米予選のペルー代表戦では2ゴールを記録して4連勝に貢献した中、ラスト1試合に臨む。

そのメッシは、コンディション維持のために1月に短期レンタルするという憶測も出ていた中、ペルー戦後にオフの過ごし方について言及。休暇をとり、1月にはインテル・マイアミのプレシーズンに戻ると明言して噂を完全否定した。

「(プレーオフを逃したのは)残念だよ。あと一歩のところまで来ていた。最後の数試合は欠場し、いくつかケガもあった。7月は僕たちにとって、とても大変だったんだ」

「3日おきにプレーし、遠征もした。僕たちはとても大変だった。ただ、トーナメントで優勝したことは、クラブにとって、そして来シーズンに向けて重要なことだ」

「トレーニングをして、次の試合(シャーロットFC戦)に出場し、11月に向けて最善の形でここ(アルゼンチン代表)に合流できるように努める」

「その後はアルゼンチンでの休暇を楽しむつもりだ」

「12月に休みが増えることは初めてで、休暇もあり、安心して仲間たちと過ごすことができる。1月にはプレシーズンのためにまた戻ってくるつもりだよ。ゼロからスタートして、いつものように最善の準備をする」

インテル・マイアミは11月に中国遠征を実施。メッシにとっては、アルゼンチン代表の活動もあるが、12月は完全にオフ。バルセロナPSGとヨーロッパでキャリアを積んできたメッシにとって、12月に休みが取れるのは初のこと。英気を養い、新シーズンはより大暴れするのか注目が集まる。