劇団スーパー・エキセントリック・シアター第61回本公演ミュージカル・アクション・コメディー『ラスト★アクションヒーロー〜地方都市に手を出すな〜』が、10月19日(木) から29日(日) に東京・サンシャイン劇場で上演される。初日を前に公開稽古と会見が10月18日(水) に行われ、取材会では座長の三宅裕司と小倉久寛が登壇した。

まず始めに今作の見どころを聞かれた座長の三宅は「ミュージカル・アクション・コメディーとして44年やってきましたが今回はアクションに特化しています。ですが、歌とダンスも良いものができたのでたくさん魅せ場があります」とコンパクトにまとめたあと少し溜めて「小倉が舞台上でバナナを食べます」とニヤリと笑って笑いを誘った。

そして先日、春風亭昇太のラジオ番組にゲスト出演した際にこのことを言ったところ昇太師匠から「見た〜い!」と言われたので一押しの見どころと太鼓判を押した。また役どころを聞かれた小倉は「地方都市の皆んなから慕われている優秀な警察官」と答えると記者からすかさず「本当ですか?」とツッコまれ、会場が笑いに包まれた。

2人はアクションに参加しないのか?との質問に三宅は「本番の(若手から中堅の劇団員が参加する)アクションを見ていただいたら『やりたい』と思わないのが分かると思います」と劇団員の努力を認めつつ、そして「今回61作目ですが今までで最高のアクションです」と自信をのぞかせた。毎回アクションシーンに参加している小倉は、今回も参加意欲満々で夏から準備していたことを明かしたが、出来上がりを見て「中に入ってなくて良かった」と今回のアクションシーンの激しさを語った。

最後に「最高のアクションシーンが出来ました。人間の肉体と大道具、照明、音響だけで披露します。デジタルな技術は一切使わずアナログな感じで創りましたので、まずはそこを見てほしいです。あとは72歳の三宅と68歳の小倉の44年で培ってきた2人だけのシーンを若い頃よりもっと早いテンポで出来るのかをぜひ見ていただきたいと思います」と言い、また「(感染症の)規制も緩和されましたので劇場で思い切り大笑いしていただきたい」と三宅が締め括った。

<公演情報>
劇団スーパー・エキセントリック・シアター第61回本公演ミュージカル・アクション・コメディー『ラスト★アクションヒーロー〜地方都市に手を出すな〜』

10月19日(木) ~29日(日) 東京・サンシャイン劇場

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2346833

公式サイト:
https://www.set1979.com/stage/2023/