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(写真:時事通信

「いますぐ減税! いますぐ減税! とっとと減税! いますぐ減税!」

れいわ新選組山本太郎代表(48)がデモ行進中に見せた“ある行動”が波紋を呼んでいる。問題視されているのは、10月13日大分県で行われた増税反対や消費税廃止を訴えるデモ。

スピーカーから流れる大音量の音楽をBGMに、歩道を進むデモ隊。その先頭では、マイクを握りしめた山本代表が冒頭のように声を張り上げて歌っていた。続けて「減税!」とコールアンドレスポンスを始め、左耳に手を添えた“聞くポーズ”で車道側に寄って行く。

すると山本代表はガードレールを跨ぎ、信号待ちの車に接近。窓の開いた車内にマイクを持つ手を伸ばし、「減税!」「いますぐ減税!」とコールアンドレスポンスを求めたのだった。

歌手さながらに「ありがとうございます!」とデモ隊に戻っていったが、車道に出ている山本代表の後ろからは自転車も接近していた。だが山本代表が車道に出ていたためか、自転車は避けるようにガードレール内側の自転車専用通行帯にハンドルを切り替える様子が映像に収められていた。

この一部始終を収めた動画がX上で拡散すると、山本代表に「危ない」と指摘する声が続々。

《あら、これ道路交通法違反でしょ》
《車道に飛び出すな 後ろから来てるチャリの邪魔するな 迷惑やろ》
《デモの列から外れ、ガードレールを超えて車道に出るのは法に抵触する気がします。ましてや、信号待ちだとしても運転中の車にちょっかい出すのも危険行為だと思います》
《車道にいきなり出てきて、車に絡んでいくの普通に危ない》
《単なる迷惑行為》

なおこの場面は、YouTubeの「れいわ新撰組 公式チャンネル」でも確認できる。

デモの最中に車道へ出て信号待ちの自動車に接近・話しかける行為は、道路交通法に抵触するだろうか?

そこで本誌は16日、本デモの管轄である大分県警本部の交通指導課に見解を聞いた。当該動画を確認してもらった上で担当者より19日に返答があったが、「個別の事案について特定の犯罪に該当するかどうか、捜査しているかも含めて回答は控えさせていただきます」とのことだった。

デモで減税を訴えるのはよいが、市民を巻き込んだ事故が起きないことを願うばかりだ。