堀江貴文

実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が18日、公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。X(旧・ツイッター)の有料化テストについて解説し、自身の意見を述べた。

 

■2ヶ国を対象にテスト

Xをめぐっては、以前から有料化がたびたび取りざたされていたが、日本時間18日、Xの公式アカウントがニュージーランドフィリピンを対象に、有料化のテストを始めたことを告知。

新規の未承認アカウントについて、投稿や他のアカウントとのやり取りのために年間1ドル(約150円)を課金する必要があることを説明した。

現状では日本のユーザーへの影響はないが、国内のユーザーからはアカウントの削除を示唆する声や、クレジットカードの情報の登録への不安の声も見受けられる。

 

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■「スーパーアプリに仕立て上げようと」

堀江氏はこのテストについて、Xが将来的に決済サービスなどを始めるためのものであるとして、「スーパーアプリに仕立て上げようとしているのは間違いない」と語る。

テストの対象として、ニュージーランドフィリピンが選ばれたことには、「ユーザー数が、日本とかアメリカみたいな主要マーケットほど多くないことと、(2ヶ国とも)英語圏なので、英語圏に向けて情報発信をしている人が多い」と説明し、「1ドルなんてほとんどの人が払えるので、ただクレカを登録させたいだけ」との見方を示した。

 

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■「一番いい方法なのかな」高く評価

課金の対象となっているのは新規のアカウントのみで、既存のアカウントや、投稿を見るだけで発信をしないアカウントは対象外となっている。

堀江氏は、「これはすごく賢いなと思っていて。botとかそういったスパムアカウントとか、捨てアカみたいなやつを大量発生させる人たちって、機械的にやったりとかしてるので、こういった人たちを排除する意味では一番いい方法なのかなと思います。スパムとかbotやりたいんだったら金払えよと。簡単に言うとそういうことですね」と解説。まず影響の少ない国からテストを始めたことについても、「非常に評価すべきこと」と述べる。

また、将来に向けて「Xのスーパーアプリ化っていうのは着々と進んでいる」として、「Xが支配する世界というのが見えてきたのかな」と話していた。

 

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■ユーザーからさまざまな声

コメント欄では、ユーザーから「日本でもやればXの情報の質も治安も良くなりそう」「スーパーアプリを日常的に使いたいし、有料化で健全な議論しやすくなりそうだからよさそう」「年間1ドルという金額から、ただ身元を確認できるようにしたいだけという意向を感じます」と納得の声が。

一方で、「既存ユーザーを乗り気にさせるのは大変そうだけどなぁ」「最初は1ドルで気にならない程度に少しずつ上げていくという可能性もありそう」「ボット業者、スパム業者は年1ドルって、そんなに痛いかな? もちろん一定数減るとは思うけど、殲滅は難しいと思う」といった意見も寄せられている。

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■Xの有料化テストを解説

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