逮捕・手錠

違法薬物の密売人が客にお金を盗まれ、警察に通報。しかし違法薬物を所持していたことで、自分が逮捕されてしまった。『Daily Mail』『i Heart』などが報じている。

 

■密売人の男が自ら警察に通報

9月22日、アメリカ・フロリダ州在住の男(33)が、路上で「商売」をしていた。男はドラッグディーラーで、大麻やコカインなどの薬物を密売し、生計を立てていたようだ。

午後4時頃、男がある客に大麻を売ったところ、取引中に1,500円ほどの現金を盗まれたという。客が男のポケットから盗んだのか、おつりを誤魔化したのかなど、詳細は報じられていない。

盗難に気付いた時点ですでに客の姿はなく、動揺した男は自ら警察に通報。駆け付けた警察官に「大麻の取引中に客からお金を盗まれた」などと訴えたという。これに対し警察官は「大麻の売買は違法です」と説明しながら、男の身体検査を実施した。

 

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■大麻とコカイン所持がバレる

この時、男が手に持っていた袋の中から大麻入りの小袋11個、財布の中からコカイン入りの小袋が2個見つかった。男が所持していた大麻は合計約40グラムで、コカインは約17グラムだったという。

フロリダ州では、コカインの使用と所持が法律で禁止されている。違反すれば、最大で5年の禁固刑が科せられる可能性がある。

大麻についても、医療目的を除き、娯楽目的の使用と所持は禁止だ。具体的には、20グラム以下の所持で最大1年の禁固刑、20グラム以上で最大5年の禁固刑に加え、罰金も科せられるという。

 

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■違法薬物所持で男が逮捕

男は違法薬物所持など複数の容疑で逮捕されたが、容疑を認めていたこともあって、保釈金の設定がなされた。しかし現時点で、釈放されたとの情報はない。

男は昨年にも、大麻およびコカイン所持などで有罪判決を受けている。また先月には、何らかの理由で裁判所を訪れた際、入り口の保安検査場で大麻入りのジップロックが7袋ほど、ポケットの中から見つかったそうだ。この件は、現在処分保留になっているという。

違法薬物の密売人が「客から金を盗まれた」と通報し逮捕 警察官も呆れる顛末