最後はピカピカに。

ランクル60EV化 仕上げた企業は

ボディも朽ちたボロボロのトヨタランドクルーザー60」が、見事にEV(電気自動車)へ生まれ変わりました。この車両は2023年10月下旬から開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」に出展されます。

このランクル60のEVコンバージョン(エンジン車のEV化)を手がけたのは、特殊車両メーカーのトノックス神奈川県平塚市)。ランクル専門店などを展開する中古車会社のフレックスと共同で2023年3月に発足した事業です。

ボディをレストアし、エンジンを取り除き、VCU(ビークルコントロールユニット)やモーターを設置。トランクにはバッテリーを搭載しました。最後に塗装を行って完成しました。

ランクル60は車体に余裕があるので、様々な位置にバッテリーを搭載すれば、航続距離は「かなりの延伸」が期待できるということです。

ノックスは路面計測車などの特殊車両メーカーとして知られますが、自動車メーカー各社の協力工場としての顔を持ち、最近では、RAV4をベースにしたアメ車SUVで人気の光岡自動車「バディ」の生産を手助けしています。今回のEVコンバージョンは、ガソリン車からEV車へのシフトが加速する中、さらなる特装車架装を切り開く目的があるということです。

EV化されたランクル60。最初はボロボロだった(画像:トノックス)。