この度、ELSA (CEO: Vu Van、本社: アメリカ合衆国カリフォルニア州、日本法人代表:玉置俊也、本社: 渋谷区千駄ヶ谷五丁目27番5号) は、福岡女子商業高等学校(校長: 柴山翔太、所在地: 那珂川市)と協力し、新時代の英語教育を開始したことを報告いたします。
 2023年9月より、高校1年生を対象に、AI技術を駆使した話題の発話支援サービス「ELSA Speak」を導入したCLIL形式の授業を展開してきました。
 この取り組みでは、久留米工業高等専門学校の白井龍馬助教から助言を頂きながら、他校への波及を見据えた先進的な教育モデル授業の開発を目指します。ELSA(English Language Speech Assistant)の最先端技術は、学生たちが英語を自信を持って、正しく、そして明瞭に話す手助けをすることを目的としたもので、全世界で注目を集めています。
 福岡女子商業高等学校ELSAのこの実験的なコラボレーションは、日本の英語教育の未来を塗り替え、生徒たちが国際舞台で活躍するための道を切り開く切っ掛けとなると願っております。

  • ELSA CLIL研究授業開始の背景   

 福岡女子商業高等学校は、商業教育の一環として社会との連携を重視し、その集大成として「女子商マルシェ」というイベントを開催しています。本校の英語は外部と繋がるコミュニケーションツールとしての役割を重視し、より実用的な英語教育の方法を模索してきました。その中で今回、CLIL(Content and Language Integrated Learning)という教育手法に注目しました。

CLILは、言語と内容を統合した学習方法として、生徒たちの実用的な英語スキルの習得を促進する効果が期待されます。そこで、本校はこの度日本CLIL教育学会九州支部長の白井先生の協力を得て、「女子商マルシェ」を題材にしたCLIL授業を1年生を対象に実施することにしました。

新しい形式の授業の方針として、非英語圏の人々ともスムーズにコミュニケーションをとるための「シンプルイングリッシュ」を軸に授業を進めていくことにしました。この目標を達成するため、最先端テクノロジーのAI機能を搭載したELSAの導入を決定しました。ELSAをCLIL形式の授業と組み合わせて活用することにより、生徒たちの発音がよりわかりやすく、相手に伝わるようになると期待しています。

英語科教諭 山下真一 先生

 本校の一大イベントであるマルシェを題材にCLILの授業をしていくことが決定した後、より意味のある言語活動をしたいと思っていた時に授業アドバイザーを務める白井先生からELSAをご紹介いただきました。

 従来のCLILの授業では、生徒たちは具体的な英語の使用シーンを想定し、実際の言語アウトプットを目指して学習を進めていましたが、発音指導の難しさが問題となっていました。私たちの目標は、英語を国際共通語として使用する際に、非英語圏の人々ともスムーズにコミュニケーションを取れるような、よりアクセス可能な発音スキルを生徒たちに身につけさせることです。

 この問題を解決するため、ELSAの2つの重要な機能に着目しています。一つは、発音評価機能です。これは、母音や子音の発音だけでなく、英語独特のストレス・リズム・イントネーションなど、プロソディーの要素も含めた全体的な発音を評価します。もう一つは、単語帳機能です。生徒たちはマルシェで使用する予定の英語を自ら考え、それをELSAに登録することで、カスタマイズされたフィードバックを受けることができます。

 本校としては、英語をEIL(English as an International Language)として教えることを目指しており、ELSAの評価で100%を目指すのではなく、生徒が伝えたい内容が正確に伝わるかどうかを重視しています。そのため、生徒たちは発音の正確さに関して約65%の基準を目指すよう励まされています。

 今後も生徒たちがマルシェという深い学習体験を通じて、英語でのコミュニケーション能力向上に寄与できるようなELSAとCLIL形式授業のモデルケースを作っていく予定です。

柴山翔太 校長

本校のキャッチフレーズは「挑戦を、楽しめ。」

目指す先は生徒の10年後の自由の獲得です。

生徒たちにはコンフォートゾーンを抜け出し、新たな道を切り開いてもらいたいと思っています。

そのために「お金」が必要な場面もあれば、「語学」が必要になることがあると思います。

先の自分を想像し、「使う」ことを意識しながらワクワク感をもって学んでほしい。

ELSAは「わかること」を増やすだけではなく「できること」を増やしてくれるツールだと思っています。

  • 白井龍馬先生からのコメント 

今回の福岡女子商業さんでのCLILは、学校行事との関連のある学習内容を設定しています。このような形式のCLILは国内では成功例が多く(例: Morishita, 2017)、学習モチベーションの向上やそれに伴う英語運用能力の向上など、多くの学習効果が期待できます。ここに更にELSAが加わったことで、とくにspeakingの技能向上がより確固たるものになることが期待できます。ELSAの使い方もCLILらしく、生徒たちが学校行事の文脈に即して英語で言いたいことを自分で考え、それを練習するという流れになっています。個別最適な学習によってどのような学習効果がみられるか、今から成果を検証するのがとても楽しみです!

 

 ELSA(English Language Speech Assistant)は英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためのAIパーソナルコーチアプリです。2015年にGoogleのAI投資部門から出資を受けて以来、100カ国以上の5000万人のユーザーに利用されており、世界のAI企業100にも選ばれた独自の音声認識技術により、学習者は個人のスピーキングの弱み(発音・アクセント・イントネーション・流暢さ・語彙力・文法)を特定し、短期間で改善することができます。アプリは京都大学をはじめとした世界中の教育機関や日本の京都府京丹後市秋田県湯沢市といった地方自治体、武蔵・三田国際・聖光学院・栄光学園といった私立学校でも採用されています。

所在地:〒811-1203 福岡県那珂川市片縄北1丁目4番1号〒8

電話: 092(952)2231(代表)

学校HP https://yashima.ac.jp/fgchs/

  • お問い合わせ先

担当者: 高橋一也 (ELSA Japan 上級事業開発部 部長) 

連絡先: kazuya@elsanow.io

配信元企業:ELSA Corp.

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