BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)の放送枠「よる8銀座シネマ」(平日夜8時より放送)では、10月25日(水)、26日(木)、27日(金)の3夜連続で映画「メジャーリーグ」シリーズ全3作を放送する。アメリカのMLB(メジャーリーグベースボール)を舞台に、弱小チームとして集められた落ちこぼれ選手たちが、チームの勝利のために奮闘する姿を描いたスポーツ映画だ。2作目、3作目にはお笑いコンビ・とんねるず石橋貴明が出演し、日本でも話題を呼んだ大ヒットシリーズとなっている。

【写真】石橋貴明出演、大人気野球コメディ「メジャーリーグ2」のワンシーン

チャーリー・シーン演じるリッキーの入場曲が一大ブームを巻き起こした話題作

1989年に公開された1作目「メジャーリーグ」の舞台は、実在するMLBの球団クリーブランド・インディアンス(現:クリーブランド・ガーディアンズ)。球は早いがノーコンピッチャーリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)をはじめとした癖の強い落ちこぼれ選手たちが、数々の試練を乗り越えながら優勝を目指す姿を時に熱く、時にコミカルに描いた人気シリーズだ。

リッキーが入場する際に作中で流れる「恋はワイルド・シング」(原題:Wild Thing)は当時一大ブームを巻き起こし、印象的な登場シーンは観客を興奮の渦に巻き込んだ。また、「メジャーリーグ2」(1994年公開)と「メジャーリーグ3」(1998年公開)には、日本から助っ人としてやって来た豪快な外野手タカ・タナカ役で石橋貴明が出演し、日本でも注目を集めた。

現役メジャーリーガーにも本作のファンは多いようで、2023年4月に取材のためヤンキースタジアムを訪れた石橋に、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ選手やアンソニー・リゾ選手、ジャンカルロ・スタントン選手ら現役のスター選手たちが続々と歩み寄る姿が見られ、X(旧Twitter)で「タカ・タナカ」がトレンド入りするほど大きな話題となった。

■癖の強い落ちこぼれ選手たちが結束し、弱小チームを優勝へ導いていく

10月25日(水)放送の「メジャーリーグ」では、伝統はあるが、34年もの間優勝から遠ざかり、Aクラス入りすらままならないクリーブランド・インディアンスオーナーが急死。その妻レイチェルフェルプス(マーガレット・ホイットン)が夫を継いで新オーナーとなるが、人気低迷を理由にして本拠地をマイアミに移すため、観客動員数を減らそうと画策し始める。

ルー・ブラウン監督(ジェームズ・ギャモン)を筆頭に、刑務所から仮出所してきたピッチャーリッキー・ボーンや、メキシカンリーグキャッチャージェイク・テーラー(トム・ベレンジャー)など癖の強い選手を集めた結果、連敗の山を築いていくインディアンス。しかし、あることをきっかけにチームの結束が強まっていく――。

10月26日(木)には「メジャーリ-グ2」が放送。昨シーズン万年最下位から脱して逆転優勝を果たし、今シーズンも期待がかかるインディアンス。しかし、リッキーは豪速球型から変化球投手に転じ、ウィリー(オマー・エップス)は足のケガを心配して長打狙いのバッターになるなど、選手たちのプレーは冴えない。

新加入のパークマン(デビッドキース)だけが頑張っていたが、連敗続きで観客も激減し、ついにはパークマンもチームを去ってしまう。そんなある日、日本から助っ人としてやってきたタナカ(石橋貴明)が猛ハッスルのカミカゼ・プレイを見せ、刺激された選手たちも調子を取り戻し始める――。

■元インディアンスのメンバーたちがマイナーリーグで大暴れ

10月27日(金)放送の「メジャーリーグ3」の舞台は、ミネソタ・ツインズ傘下の3Aチーム“サウス・キャロライナ・バズ”。マイナーリーグで速球投手として鳴らしたヴェテランのガス・カントレル(スコット・バクラ)は、親友のロジャー(コービン・バーンセン)から、バズの監督を頼まれる。

ところが、バズの選手たちは、野球愛は強いものの到底勝てるはずもない癖の強い落ちこぼれ集団だった。頭を抱えたガスは、タナカたち元インディアンスのメンバーを現役復帰させることにするのだが…。

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