頻出する「全米が泣いた。」をはじめ、「昨日あの映画観て号泣。」「あのドラマは泣ける。」等、いつの頃からか「泣ける=優れたもの」という認識がエンタメ界では定着してるようだ。よい作品に対する感想や、他人に何かを薦めたい時の文言のなかで、「泣ける」といいうワードの優先順位は高く、感動を伝達する最もポピュラーな言葉と言ってもいいだろう。ではなぜ「泣ける」という言葉がもてはやされるようになったのか? おそらく(広く浅くの)SNS中心の社会の中で、伝わりきらない自分の感性の豊かさや、冷徹ではない己の人間性も多くの人に伝えたいという願望の現れではないだろうか? だから人は「泣き」を求めているのであり、「号泣できるウエットなキャラクター」でマウントを取りたいのであろう。
さて、7月1日発売通販限定商品『心に響く唄BOX』であるが、発売3か月(一部通販で1月から先行発売してはいたものの)で、早くも先週2,000セットの出荷を超えた。詳しい内容はリニューアルされたサイト(https://www.110107.com/kokorobox/)に詳しいが、「異邦人/久保田早紀」「初恋/村下孝蔵」「『いちご白書』をもう一度/バンバン」等70~80年代の名曲がCD5枚組全90曲収録されている。購入者のレビュー等を見ると「聴くと当時を思い出して泣いてしまう」「泣ける曲ばかりが入っていて買ってしまった」等、このCDが通販として異例な
スピードで売れている理由のヒントが隠されている。まさに「泣き」は購買意欲を喚起するに十分なファクターであるに違いない。何はともあれ、果たしてあなたはこのCDボックスを聴いて本当に号泣できるか否か? 秋の夜長に試してみてもいいかもしれない。
心に響く唄BOX
CD5枚組全90曲収録
https://www.110107.com/kokorobox/
2.季節の中で/松山千春
4.初恋/村下孝蔵
5.22才の別れ/風
6.「いちご白書」をもう一度/バンバン
7.あなた/小坂明子
8.木綿のハンカチーフ/太田裕美
10 .恋におちて-Fall in love- /小林明子
12.いい日 旅立ち/山口百恵
13.そして僕は途方に暮れる/大澤誉志幸
14.きみの朝/岸田智史
15.20歳のめぐり逢い/シグナル
16.学生街の喫茶店 /ガロ
17.恋人も濡れる街角/中村雅俊
18.恋人よ/五輪真弓
1.SACHIKO/ばんばひろふみ
4.私はピアノ/高田みづえ
6.秋桜/山口百恵
7.わかって下さい/因幡 晃
9.あの頃のまま/ブレッド&バター
10.無縁坂/グレープ
11.冬が来る前に/紙ふうせん
12.旅の宿/よしだたくろう
13.僕にまかせてください/クラフト
14.迷い道/渡辺真知子
16.九月の雨/太田裕美
17.さよならだけは言わないで/五輪真弓
18.夢一夜/南こうせつ
1.ブルースカイ ブルー/西城秀樹
2.オリビアを聴きながら/杏里
3. 愛は風まかせ/五十嵐浩晃
5.ドラマティック・レイン/稲垣潤一
6 .片想い/浜田省吾
7.かもめが翔んだ日/渡辺真知子
9.東京ららばい/中原理恵
10.悲しい色やね/上田正樹
12.結婚しようよ/よしだたくろう
13.夢で逢えたら/吉田美奈子
14.愛はかげろう/雅夢
15.グッドバイからはじめよう/佐野元春
16.青春の影/TULIP
17.春雨/村下孝蔵
1.瑠璃色の地球 /松田聖子
2.カリフォルニア・コネクション/水谷 豊
4.サヨナラ模様/伊藤敏博
6.道標ない旅/永井龍雲
7.ブルー/渡辺真知子
8.スカイレストラン/ハイ・ファイ・セット
10.青春のリグレット/麗美
12.君と歩いた青春/太田裕美
13.飛んでイスタンブール/庄野真代
14.スローなブギにしてくれ (I want you)/南 佳孝
15.眠れぬ夜/西城秀樹
16.もしもピアノが弾けたなら/西田敏行
17.残り火/五輪真弓
2.ワインレッドの心/安全地帯
3.シルエット・ロマンス/大橋純子
5.私は泣いています/りりィ
6.輝きながら/徳永英明
7.秋止符/アリス
8.あの素晴しい愛をもう一度/加藤和彦と北山 修
10欲望の街/ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
11.めまい/小椋 佳
12.安奈/甲斐バンド
13.この空を飛べたら/加藤登紀子
14.桃色吐息/佐藤 隆
16.最後の春休み/ハイ・ファイ・セット
17.Goodbye Day/来生たかお
18.Woman「Wの悲劇」より/薬師丸ひろ子
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