菊池風磨主演のドラマ『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系Huluにて配信)の第2話が、10月21日(土)に放送される。

【写真を見る】第2話は田辺桃子、戸塚純貴がゲスト出演

■徴税吏員(ちょうぜいりいん)の姿を描く作品

原作は、2016年から2017年にかけて「BE・LOVE」(講談社)で連載された、慎結による「ゼイチョー!~納税課第三収納係~」。同作は、滞納者の「お金と心」に寄り添う徴税吏員(ちょうぜいりいん)の姿を描く、魂揺さぶる“ヒューマンエンターテインメントドラマ”。

ノリが軽く脱力系だが仕事のスキルは超一流の饗庭蒼一郎(あいばそういちろう/菊池)と、そんな彼とバディを組む百目鬼華子(どうめきはなこ/山田杏奈)は、市役所納税課で、滞納されている税金を納めてもらう仕事・徴税吏員として働く公務員。税金滞納者の経済状況を把握して自宅を訪問し、時に財産を差し押さえ、税金を納めてもらうように促す“税金の取り立て屋”的存在だ。

しかし、饗庭の本当の職務は税金をただ取り立てることではない。滞納せざるを得ない“払えないワケ”を持つ市民の事情に寄り添い、救う方法を模索していく。

■第2話あらすじ

第2話は――

ノリは軽いが仕事のスキルは超一流の徴税吏員・饗庭(菊池)が勤める「みゆきの市役所」に、財務省から出向してきた相楽(本郷奏多)が、副市長として就任する。就任初日から市の税収減を厳しく指摘する相楽に、市長の米田(佐戸井けん太)も納税課長の北沢(六角慎司)も戦々恐々。

一方、相楽とは財務省時代の元同期だった饗庭は、相楽と華子の意外な関係を知ってびっくり。相楽がわざわざみゆきの市にやって来た理由とは…。

波乱の予感が漂い始めた納税課・徴税第三係に、一転、明るい話題が舞い込む。テレビ局が徴税吏員の活躍を取材したいというのだ。テレビで放送されれば税金滞納者の納付促進につながり、何より目立てると担当の浜村(白洲迅)は大張り切りで、撮影が行われる公営団地の家宅捜索に向けて準備を進める。

そんな中、饗庭と華子は、昨年から住民税を滞納しているパチンコ店従業員・小沼真名美(田辺桃子)の元へ徴収に向かう。今まで再三にわたる督促状や催告書を無視している真名美は、華子の顔を見るなり、思い出したように「復讐に来たんでしょ?」と言い放つ。実は、真名美と華子は小学生時代の同級生で、真名美は華子をいじめていたという因縁があった。

「税金なんて払いたくない」と突っぱねる真名美は、「私が税金を払っても、あいつらのパチンコ代に消えるだけ。そんなのバカらしい」と支払いを断固拒否。真名美が“あいつら”と呼ぶのは、生活保護や年金の受給者たち。彼らがそのお金でパチンコ店に遊びに来ていることが、真名美は許せないのだ。

恋人・内田卓也(戸塚純貴)と同棲中の真名美は経済的な問題はなさそうに思え、家宅捜索も可能だが、できれば納得した上で納税してもらいたい…と思案する饗庭と華子。しかし、真名美には隠された「払えないワケ」があった。

――という物語が描かれる。

■饗庭のリアクションにも注目

公式X(旧Twitter)や日テレドラマ公式YouTubeなどで見ることができる予告動画は、饗庭が真名美に「分納でも良いので納めていただけますね」と告げるシーンからスタート。「嫌です」ときっぱり返す真名美に、饗庭は「うそー!」とリアクション。

華子と真名美の対面時には、「あんた公務員には分からないんだよ、いくら働いても税金で持っていかれる気持ち」と真名美が言い放つ場面や、華子が「私たちは、敵じゃない」と真っすぐに見詰める姿も。

動画の最後では、バスに乗っている饗庭が、前の席の少年と目が合い変顔を披露する。バスからぼんやりと外を見詰める切ない雰囲気の饗庭が動画のサムネイルになっているだけに、視聴者からは「最後笑った」などの声や、2話への期待のコメントが寄せられている。

『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』第2話より/(C)日テレ