【明治安田生命J1リーグ第30節】
2023年10月21日(土)
14:00キックオフ
ヴィッセル神戸(1位/58pt) vs 鹿島アントラーズ(4位/47pt)
[国立競技場]

◆ハードルを越え続けて悲願達成へ【ヴィッセル神戸】

中断前の大一番では横浜F・マリノスとの首位攻防戦で完勝。アウェイで0-2と勝利し、勝ち点差を「4」に広げることに成功した。

負ければ首位陥落の状態だった中での大きな1勝。ただ、この先の戦いも試練の連続だ。

今節の鹿島(4位)に始まり、湘南ベルマーレ(17位)、浦和レッズ(3位)、名古屋グランパス(6位)、ガンバ大阪(13位)という残りカード。逆転優勝を目指す浦和、残留争い中の湘南、上位を争う鹿島、名古屋と難敵揃いだ。

どのチームもより一層勝利が欲しいだけに、悲願の初優勝を目指す神戸にとっては試練の連続という状況。ただ、1つずつ勝利を収めていくしかない。

今節は国立決戦。前半戦では5ゴールを奪って完勝した相手だが、守護神のGK前川黛也や今季好調のFW武藤嘉紀など負傷者の状況が懸念点。ベストメンバーで臨めなかったとしても、優勝するクラブは乗り越えなければいけない壁。神戸の強さを見せつけたい。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:前川黛也
DF:飯野七聖、山川哲史、本多勇喜、酒井高徳
MF:山口蛍、扇原貴宏、井出遥也
FW:武藤嘉紀、大迫勇也、佐々木大樹
監督:吉田孝行
出場停止:初瀬亮

◆切り拓け、ゴールへの道【鹿島アントラーズ】

残り5試合で勝ち点差は「11」。数字上逆転優勝は可能ではあるが、厳しい状況であることには変わりない。

4位の鹿島にとっては前節のアビスパ福岡戦のドローは手痛かったはず。直接対決前に勝ち点差が広がったことは、落胆したに違いない。

今シーズンの鹿島の課題は、いかに守備からゴールへ繋いでいくか。攻撃の形は作れど、ゴールを決めるというイメージがあまりにも足りないシーンが多く、チャンスの数とゴールの数には大きな差がある印象だ。

チームとしてボールを保持し、またはソリッドな守備でマイボールにする機会が多いだけに、ゴールまでの絵をピッチ状で描けているかがポイントに。自分たちの間合いで、しっかりと攻略したい。

好調の神戸とのリベンジマッチ。5失点という屈辱を味わっただけに、やり返したいところ。激しいデュエルも予想される中、相手を上回り、優勝戦線を掻き乱せるか注目だ。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:早川友基
DF:広瀬陸斗、植田直通、関川郁万、安西幸輝
MF:ディエゴ・ピトゥカ、佐野海舟
MF:樋口雄太、荒木遼太郎、藤井智也
FW:鈴木優磨
監督:岩政大樹