先ごろ放送された太川陽介の「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バス鬼ごっこ」(テレビ東京系)に名バイプレーヤー寺島進が出演。寺島はバスの車内で積極的に乗客に話しかけたりチームの士気を高める発言をするなど存在感を見せつけたが、最後はチームを敗北に追い込む問題行動も起こしてしまった。

 それは最後のチェックポイントの手前、若葉駅で起きた。川越駅に向かおうとした寺島たちだったが、次のバスは1時間以上先。鬼の太川陽介チームは近くに迫っており、歩くかタクシーに乗らないと捕まるのは明白。しかし寺島は「腹減った」「食べなきゃもたない」と言い出し、「餃子でも食べてスタミナつけよう」と駅前の餃子専門店に入り、食事を始めたのである。

 そこに鬼の太川チームが駅前に到着。慌てて隠れたので発見はされなかったが、先行を許してしまう。「これが敗北を決定的にした」とテレビ誌ライターは指摘する。

「食事などせずに逃げていれば、最後のチェックポイントを取ることができ、そのままゴールに駆け込むことができたかもしれません。リーダーのMATSU(松本利夫)は食事をしている場合ではないと分かっていたはずですが、年上の寺島に強く言えないように見えました」

 ほぼ同じ時間、若葉駅に歩いて向かっていた太川チームの須田亜香里と副島淳は空腹を訴えたが、「食べるより勝ちたい。終わってから食べればいい」「絶対今(食事に)行くべきタイミングじゃない」と一歩でも先に進むことを優先。寺島にこれができなかったのはなぜか。意識の低さを指摘されても仕方ないところだ。

「ゴールして負けたと分かった時、寺島は『6回の裏までウチらが勝っていた。運もよかったし。7回の表から天気もそうだし流れが持っていかれた』と話していましたが、流れを手放したのは寺島がご飯を食べたから。それが分からないとなると、バラエティー番組に向いていないと思います」

 寺島のせいで負けて通算成績が4勝5敗の負け越しになったMATSUは、自分がコントロールできるタレントをキャスティングしてほしいと思っていることだろう。

(鈴木誠)

アサ芸プラス