ジャニーズ性加害問題当事者の会・石丸志門・平本淳也

その問題の大きさゆえ、SNS上でも一向に収まる気配を見せないジャニー喜多川氏による未成年者への性加害問題。

とくに、一部の過激なファンのなかには被害者に対して批判や中傷とも受け取れるような厳しい言葉を投稿する人も見られる。

 

■ジュリー氏も言及

藤島ジュリー景子氏も9月7日の会見において、ファンによる被害者攻撃について苦言を呈していた。

編集部にも、旧ジャニーズファンと見られる人間から、被害者たちを批判するような情報提供がたびたび送られてくる。内容も罵詈雑言のような言葉遣いも、見るに堪えないものだ。

こうしたファンによる「被害者批判」について、世間はどのように受け止めているのだろうか。

 

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■8割弱が「問題あり」

Sirabee編集部が、10月13〜16日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「ジャニーズ氏性加害の被害者を批判するファンの行動」について調査したところ、43.2%は「非常に問題あり」と回答。

「やや問題あり」と合わせると8割に迫った。圧倒的多数の人が、ファンの度を越した行動に対して厳しい視線を向けていることがわかる。

ジャニーズファン

 

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■女性のほうが厳しい

これまでに編集部が実施した旧ジャニーズ関連の調査では、ファンのほとんどが女性であることもあり、男女差が極めて大きく現れていた。いずれも女性のほうが「事務所に同情的」なのが特徴だ。

しかし今回の調査では全く逆で、ファンの過激な行動について「非常に問題」と考える人は、男性が40.8%なのに対して女性は45.5%。

「やや問題」も女性のほうが多く、女性では8割以上がファンによる被害者批判に対して否定的であることが判明した。

ジャニーズファン

ジャニー氏性加害の”被害者を中傷”する一部ファンの行動 8割の女性が「極めて問題だ」