神田万丸

マツコ・デラックス村上信五がMCを務めるバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で紹介された「逆クレーム居酒屋」。昨年、同店の店主が逮捕され、衝撃を与えた。

店主の逮捕から1年経ち、閉店していたことがSirabee編集部の取材で分かった。一体、何があったのか…。

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■「逆クレーム居酒屋」として人気

件の居酒屋の名前は『神田万丸』。東京・神田駅から徒歩2分の場所にある。『月曜から夜ふかし』では、客から「同じのお代わり」と注文され、「お前が何飲んでたのか知らねぇ」と一蹴する店主の豪快な接客が紹介された。

客にクレームを言う「逆クレーム居酒屋」として人気を博した。だが、昨年9月、「名物店主」がインターネットを使って会話するIP電話回線を提供し、特殊詐欺グループを手助けしたとして、電子計算機使用ほう助の疑いで逮捕されたのだ。

 

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■店に足を運んでみると…

店主の逮捕後も、『神田万丸』は営業を続けていた。だが、今年の夏頃からネット上で「閉店した」という噂が…。

神田万丸

真相を確かめるため、10月中旬、店舗に足を運んだ。以前はランチ営業もしていたのでお昼に訪れたが、シャッターが閉まったまま。ただ、店の看板は残されており、閉店を告げる張り紙はない。昼の営業だけしていなかった可能性もある。

神田万丸

そこで、夜19時にもう一度足を運んだが、やはりシャッターが下りたままで明かりもついていない。居酒屋や飲食店が立ち並ぶエリアのため、この時間帯は多くの人で賑わっているだけに、明かりの消えた『神田万丸』はポツンとした印象を受ける。

 

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■スタッフを直撃した

近隣の飲食店のスタッフによれば、今年の春頃から営業している気配がなかったそうだ。『神田万丸』は閉店したのだろうか。

後日、店に電話したところ、女性スタッフが出た。現在も営業しているか聞くと、女性スタッフは「今年7月に閉店しました」と話す。

ただ、店主が逮捕されたこととは関係ないという。店を閉めた理由や今後別の場所で営業する予定はあるか尋ねたが、「閉店したのは間違いありません。ですが、理由やその他のことに関して、お話するつもりはありません」(女性スタッフ)とのことだった。

 

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■昨年の取材時には「今後は分からない」

店主がいなくなった後も、「40~50代の会社員男性が多数入っていました」(近隣の飲食店スタッフ)とのこと。単に「テレビに出ているから」ではなく、もともと近隣のビジネスマンを中心に愛されていたのだろう。

ただ、昨年、店主の逮捕から1週間後、記者が今後も営業を続けるか電話で取材した際には、同店の男性スタッフは「従業員を守るためにお店は開けていますが、今後についてはわかりません」と明言を避けていた。

客に「逆クレーム」を付ける光景はもう見られないのか──。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

『月曜から夜ふかし』出演→店主逮捕の居酒屋、閉店していた スタッフを直撃すると…