自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになった、しゃけなかほい(@syake8989)さん。「ブラック企業シリーズ」は、しゃけなかほいさんの経験をもとにコミカルに描かれた作品ばかりだ。今回は、X(元Twitter)にて投稿されている中から、エッセイ漫画「【ブラック企業の日常20】限界OL…有給取りにくくて胃が痛い」を紹介するとともに、著者にこの会社で有給申請したときの心境についても伺った。

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ブラック企業に勤務するしゃけなかほいさんは、私用のため1日だけ有給を申請することに。この会社では、所属長へ希望日より1カ月以上前に有給を取得して良いか許可をもらう規則だ。

許可を取ったら申請書を記入して事業部長へ提出すると、「私用って何?」と理由を詳しく聞かれる。有給申請する際は良い顔されることなく、精神的にもダメージが大きい…。

ようやく事業部長から許可をもらったら、社内システムで有給申請をする。そして、同じチームで働く人などからも許可が下りたら、承認されて有給が取得できるシステムだ。有給を取得するまでに時間と労力がかかり、胃が痛い思いをするしゃけなかほいさんであった。

SNSやブログでコミカルなエッセイ漫画を投稿しているしゃけなかほいさん。今回は、著者にこの会社で有給申請したときの心境について聞いた。

――実際にこの会社で有給を申請したときの心境について、お聞かせください。

今までで一番有給が取りにくい会社でした。所属長に「○○日有給いただきます」と伝えるのはわかりますが、そのあとに事業部長へ許可を取り社内システムに入力するので、申請中に仕事が一つ片付きそうなほど時間がかかりました。身内の不幸などよっぽどの理由でない限り、有給は使えなかったことを覚えています。

申請方法は会社によってそれぞれだが、このブラック企業では有給を取得するまでにかなりの手間と時間がかかるようだ。ブログやSNSではスーパーでクレーマーが登場する作品などのエピソードも投稿されているので、気になれば読んでみて!

取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)

ブラック企業で有給申請しようとするしゃけなかほいさん/画像提供:しゃけなかほいさん