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10月21日にTBSで生放送されたコント日本一決定戦『キングオブコント2023』(以下、『KOC』)。お笑いコンビ・サルゴリラが歴代最高の964点を獲得し、史上最多となる3036組の頂点に輝いた。

ファイナルステージでは、ファーストステージ順位1位のサルゴリラ、2位のカゲヤマ、3位のニッポンの社長による三つ巴の戦いに。最初に登場したのはニッポンの社長だったが、準備が整う間に“あるハプニング”が波紋を呼んだ。

まず昨年王者のビスケットブラザーズによる優勝トロフィーの返還式が行われ、審査員のかまいたち・山内健司(42)やロバート・秋山竜次(45)らが大会の感想をコメント。

ファイナルステージへの緊張感が高まるなか、司会を務めるダウンタウン・浜田雅功(60)が「それでは、ファイナルステージに参りましょう!」「ファイナルステージ最初の挑戦者は、ファーストステージ3位のこのコンビです。どうぞ!」と声を張り上げたのだが……。

■生放送ハプニングでスタッフにブチギレ「めっちゃ俺が悪いみたいになってる」

ハプニングが起こったのは、この直後だ。ニッポンの社長のファーストステージVTRが流れるも、コントは始まらず。1人で登場した日比麻音子アナウンサー(30)が「失礼いたしました。いまスタンバイ中ということで、浜田さーん」と、浜田を呼び戻した。

すると「なんなん!」と慌てて戻ってきた浜田は、「えー!お前らが(合図を)出すからやん」とフロアスタッフを指差して“公開説教”したのだった。

『KOC』初回から司会を務める浜田にとって、本大会は今年で16年目。ゆえにスタッフの段取りの悪さに我慢できなかったのだろうか、浜田は「めっちゃ俺が悪いみたいになってる。もうやらへん。もうやらへん」と憤慨。

日比アナが即座に「これは完全に仕切りの問題です。大変失礼いたしました」と詫びるも、「え、用意できてなかったんですか?」と納得いかない様子。日比アナは「そうなんです。スタンバイ中ということで、お二人(ニッポンの社長の)が『まだできてない!』と叫んでいる声がしっかり聞こえました」と説明し、松本人志(60)も「なんか怒号が飛んでました」とフォローしたのだった。

それでも「全然聞こえなかった。ホンマに?」と疑い続ける浜田に、フロアスタッフがその場で「すみません」と謝罪する事態に。なおも浜田は「なんで(合図を)出すの?どうしたろかな」とスタッフを威圧し、怒りをあらわにしていた。

そんなピンチの場をつなぐため、機転を利かせて「さっきほとんどしゃべらなかった皆さん、どうですか?」と審査員席に投げかけた日比アナ。すると会場が笑いで包まれ、和やかな雰囲気に。

だが松本や東京03・飯塚悟志(50)がコメントするも、突如として浜田が「お前ら(ニッポンの社長)いつになったらできんねん!」と再び激昂。すると次にコメントを指名されたバイきんぐ小峠英二(47)が、「いまからネタやるんですよ!」「なんで一発怒られなくちゃいけないんですか」と諌めたのだった。

■日比アナに“セクハラツッコミ”で不快感を示す視聴者も

いっぽう、会場や視聴者に気を配っていた日比アナにも“とばっちり”が……。

ファイナルステージがなかなか始まらない事態に、松本が「本当、時間足りるんですか?今日」と不安そうな表情に。浜田も「こんなさぁ、待つって初めてちゃう?」と嘆息し、日比アナに「これ全部(時間内に)入り切るんですか?」と質問。

日比アナが力強く「入れましょう」と述べると、浜田は噴き出しながら「入れましょうって、やらしいこと言うな」とツッコミ。日比アナのコメントを、まさかの“下ネタ”扱いしたのだった。

日比アナはすぐさま「何がですか」と切り返し、直後にコントも始まり事なきを得ていた。荒ぶる浜田の隣で冷静に場を仕切った日比アナに、《浜ちゃん怒りムーブに対して、喋らなかったみなさんどうですかー?ってアナウンサーさん上手、素敵》《日比アナ凄いな。こういう時に全然落ち着いてるから毎年浜ちゃんの横にいるんだろうな》とSNSでは讃える声が。

だがいっぽうで、浜田の公開説教と“セクハラツッコミ”に不快感を示す声も。

《KOC、浜ちゃん生放送でセクハラかましてやんなっちゃった、最悪》
《浜田さんの日比アナウンサーに対するセクハラキツくてちょっと萎えた…》
《いや浜ちゃん……ニッポンの社長のネタする前に会場ひりつかせ過ぎやろ……浜ちゃんが愛があって素敵なんは知ってるけど、普通に怖かったよ。もう帰るとか言うてるし……今日はお笑いの日やで!笑かして!審査員の顔よ……》

視聴者も“ハラスメント”不安を感じた浜田の司会ぶり。生放送の長丁場で疲れが出ていたのか、それとも浜田なりの“気遣い”だったのだろうか。