英ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガー(80)が、米番組『サタデー・ナイト・ライブ』のコントにサプライズ出演した。ミックは修道女に扮して登場し、映画『天使にラブ・ソングを…(原題:Sister Act)』を思わせるコメディを演じた。別のコントではスペイン語を話し、共演者達を平手打ちする場面も演じている。

ミック・ジャガーは現地時間20日、自身のバンド「ローリング・ストーンズ」の最新アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』の発売を記念し、米ニューヨークの小さなクラブでサプライズライブを開催した。ステージではミックがストーンズのメンバー達と共にパフォーマンスを行い、ショーの最後には同アルバムでコラボした歌手レディー・ガガが飛び入り参加していた

そして翌21日に放送された米番組『サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)』では、ミックがコントにサプライズ出演して視聴者を驚かせた。

この日はプエルトリコ出身のラッパー、バッド・バニーが、番組のホスト兼音楽ゲストとして出演した。番組が開始するとバッド・バニーが登場し、オープニングのモノローグを伝えた。バッド・バニーは母国語スペイン語で話したため、チリ出身の俳優ペドロ・パスカルが通訳を務めた。

そしてこの後に放送されたコントでは、ミックがサプライズ出演してコミカルな役を演じたのだ。

最初のコントは、バッド・バニーと番組キャストのマルチェロヘルナンデスが、スペイン語でメロドラマを撮影しているという設定だ。2人が演じるキャラクターが口喧嘩をし始め、平手打ちへと発展するシーンを撮影しようとしていた。

するとそこに、長い口髭を付けてストローハットを被り、白いスーツを着たミックが現れた。

父親役を演じるミックは喧嘩の仲裁に入ると、バッド・バニーマルチェロに激しい平手打ちを食らわせた。この間、ミックはスペイン語でセリフを話していた。

そして次に、映画『天使にラブ・ソングを…』を思わせる修道院を舞台にしたコントが披露された。

修道院ではバッド・バニーやキャストが演じるシスター修道女)達が集まって会議をしており、ある男がシスターに化けて修道院に侵入し、シスター達と性的関係を持っているという疑惑が持ち上がった。

誰が偽物のシスターとベッドを共にしたかと大騒ぎになると、バッド・バニーが「名乗り出て罪を告白するべきだ!」と言った。

するとシスターに扮したミックが登場し、「分かった! 白状する。それは俺だ!」と叫んだのだ。

ミックは「この俺が自分の唇と腰を使い、哀れな女達を堕落させたんだ。男性器で鐘を鳴らし、キンコンと叫んだのもこの俺だ!」とジェスチャーを交えながら告白すると、こう続けた。

「分かってるよ。これは教会史上最悪のセックス・スキャンダルだろう。だが良い面もある。俺がここに来る前、ここにいるシスター達は『我らが父よ』とつぶやくだけだった。しかし今は『オー、ゴッド(神様)!』と叫んでいる。」

その後、シスター達はミック演じる“シスター・ケヴィン”が気に入ったようで、「あと数週間、一緒にいて欲しいわ」「もうすぐハロウィンだもの」と懇願すると、修道院長もそれを承諾した。

ミックの演技を見た視聴者からは、「素晴らしい! シスタージャガー」「ミックは本当に面白い。思い切り楽しんだよ」「明日は教会に行かないつもり。だって 笑いすぎたからね」といったコメントが寄せられていた。

画像2~5枚目は『Saturday Night Live 2023年10月21日付Instagram「papa!?!」「Sister Kevin is a fraud!」、2023年10月22日付Instagram「@badbunnypr @pascalispunk」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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