男女が逆転した江戸の世界を描く、ドラマ10「大奥 Season2」(毎週火曜夜10:00-10:45、NHK総合)の“医療編”、第14回が10月24日(火)に放送される。

【写真】家斉(中村蒼)が男将軍に就任し、実権を握る治済(仲間由紀恵)

■「大奥 Season2」の“医療編”とは…

「大奥」とは、よしながふみの同名コミックをドラマ化した作品。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸のパラレルワールドを舞台に、ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を描く。

2023年1月期に放送されたドラマ10「大奥」(NHK総合)のシーズン2作目となる今作では、吉宗の遺志を継ぐ若き医師たちが「赤面疱瘡」撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を映像化。“医療編”は「赤面疱瘡」撲滅に向けて立ち上がるストーリーだ。脚本は森下佳子が引き続き執筆する。

■第14回のあらすじ

第14回では――

3代・家光以来の男将軍として就任した家斉(中村蒼)だが、実権は母・治済(仲間由紀恵)に握られ、政治に口を出すことは許されなかった。しかし、家斉は秘密裏に赤面疱瘡の研究を再開させ、男子が活躍できる世を復活させようと考え始め、過去の人痘開発に尽力した者らを探し始める。

一方、家斉の正室・御台(蓮佛美沙子)は大奥で上手く渡り歩くが、子供らの不審死が立て続くようになり、周囲に不信感を募らせていく。

――という物語が描かれる。

公式HPで公開されている予告動画は、治済が「国中の男に人痘だと?」と怒った表情を見せる場面からスタートする。その後、「人じゃなくて、熊でもいいよ」と話す源内(鈴木杏)、「それでどうだったのだ、うまくいったのか?」と興奮した様子を見せる黒木(玉置玲央)、「あの女はの、人の皮を被った化物じゃ」と怒る定信(安達祐実)など、物語に関わるさまざまな人物の様子が流れる。

また、場面が切り替わると、御台が泣きながら「殺してよ!あなた上様なんだから、できるでしょそのくらい!」と叫び、家斉に怒りをぶつける姿や治済が「もう徳川にはいらぬ人物かもしれぬの」と話す姿が。そして、真剣な表情をした家斉が「世を変えたいのだ」と伝えるシーンが映し出され、動画は幕を閉じる。

“男女逆転”「大奥」で、吉宗の遺志を継ぐ若き医師たちが赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がる物語に、どんな展開が待ち受けているのか注目が集まっている。

「大奥 Season2」第14回より/(C)NHK