100円ショップの品質が疑問視されていたのも、今は昔。昨今では「高品質」と「低価格」を実現させた100円ショップの商品が、多くのユーザーのハートを射止めているのだ。

なお以前、X(旧・ツイッター)上では、DAISO(ダイソー)ケーブル商品のクオリティに、驚きの声が寄せられていたのをご存知だろうか。

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■DAISOのケーブルに驚きの4文字が…

今回注目したいのは、とあるXユーザーが投稿した1件のポスト。

ダイソーのHDMIケーブルのクオリティに驚いた」という書き出しから始まる投稿は「この値段にも関わらず、HDMIの認証試験を受けている模様(左上にロゴが確認できる)」「この事実だけ見ると、ソニーとかパナが販売している数千円のケーブルと品質は変わりないのよね」と綴られている。

HDMIケーブル

そしてポストに添えられた写真を見ると…そこには、税込わずか330円で販売されているHDMIケーブル商品の様子が確認できたのだ。

 

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■「この価格はスゴすぎる」と驚きの声

こちらのポストは投稿からわずか数日で、8,000件近くものリポストを記録するほど大きな話題に。

他のXユーザーからは「この価格で売って、利益出るの…!?」「DAISOの商品は昔と比べて、かなり品質が良くなってると思う」「企業努力がスゴすぎるだろ」「認証試験に合格して、300円なのか」など、驚きの声が多数寄せられていた。

なお、話題のポスト投稿主に商品発見時の感想を尋ねたところ、「何と言ってもこの安さで販売しているにも関わらず、HDMIの認証試験をパスしていることがスゴい、ということに尽きます」と、興奮した様子の回答が。

さらに、ポスト投稿主は「HDMIの認証試験を受けるのにはお金がかかる上に、しっかりと設計しないとパスできません。なので、この認証試験をパスせずに売られているHDMI関連機器はたくさんあります」「一方で、高品質・信頼性を謳いたい大手家電メーカーは、この認証試験をパスした製品を販売しています。さらに今回のダイソーは、大手家電メーカーと同様に、認証試験をパスしたHDMIケーブルをこの破格の値段で販売しています。そこがスゴいです。正直、どうやって利益を出しているのか不思議です」と続け、首を傾げていたのだった。

そこで今回は、DAISOを運営する「株式会社大創産業」に、件のケーブルの詳細について話を聞いてみることに…、

 

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■「価格の理由」に思わず納得

話題の商品「プレミアムHDMIケーブル」が発売されたのは、2022年7月頃のこと。商品展開は2.5m(550円)と、1.5m(330円)の2種類だという。

HDMIケーブル

販売開始の経緯について、大創産業の担当者は「4Kテレビの普及に伴い、高音質高画質の再生が求められるようになり、HDMIケーブルについても解像度や機能、伝送速度などもさらにバージョンアップが必要とされるようになったため、商品をご提案し販売に至りました」と振り返っている。

また、多くのユーザーを驚かせているその「圧倒的な安値」の理由については、「商品を大量生産することにより実現いたしました」と、シンプル且つ頼もしい回答が得られたのだった。

以前も「驚きのLANケーブル」商品にて、ユーザーの度肝を抜いていたDAISO。次は果たして、どのような高品質アイテムで注目を集めるのだろうか。

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■何度見てもスゴい値段だ…

 

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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