荒らしと炎上はネットの華などと申しますが、マニトバ大学が出した「荒らしは単に楽しみたいだけ」という論文(英文)が面白かったのでメモ。

・ネットを荒らす人たちの性格
これは、「ネットを荒らす人って、要はどんな性格なの?」を調べたもの。まずは被験者たちにネットの使い方を聞いてみたところ、「荒らし」の割合はネットユーザー全体の5.6%ぐらいだってことがわかったらしい。

・ほとんどがアクションを起こさない人
ネットといえば、とかく誹謗中傷の問題が騒がれますが、問題を引き起こしてるのは全ユーザーのたった5.6%なんですねぇ。ちなみに、残りのネットユーザーの大半は、たんに「ネットを見てるだけ」で、特にアクションを起こさない人たちだったそうな。

・荒らしたちに性格テストをしてみた
続いて、その「荒らし」たちに性格テストを行ったところ、ハッキリとした偏りが出たんですな。具体的には、

「マキャベリアン=他人を操ったりダマそうとする性向」

「ナルシシズム=自己チューで自分が大好き」

精神病質=他人への共感や後悔の感情がない」

サディズム=他人を苦しめるのが楽しくてしょうがない」

の4点でした。怖い!

・荒らし対策は難しい
研究者いわく「『荒らし』は単に楽しんでいるだけなので、一般的に行われる対策(承認制とかIPで弾くとか)は無意味かも。それって、『荒らし』の性格に火をつけるだけだから」とだけコメントしてまして、どうにも「荒らし」対策ってのは難しいとしか言いようがない感じ。

・慈悲の心で接するしかないのかも
とりあえず、当面の対策としては、『荒らし』を見かけたら「ああ、この人たちは、他人を苦しめたい衝動に突き動かされている可哀そうな人たちなんだな…」と慈悲の心で接するしかないのかもですね。

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