ヘンリー王子が、米テキサス州で開催されたF1アメリカ・グランプリ決勝を観戦した。王子はポロシャツにブルージーンズというカジュアルな装いで現れると、観客達に手を振りながらピット裏にあるパドックへ向かった。王子はメルセデスF1のチームのガレージを見学したり、チームの代表者やスタッフと談話する姿が目撃されている。

現地時間10月22日、米テキサス州オースティンにある「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」で、FIAフォーミュラ1世界選手権第19戦となる「F1アメリカ・グランプリ(Formula 1 Lenovo United States Grand Prix 2023)」の決勝レースが開催された。アメリカGPは、同国で1959年から開催されているF1世界選手権レースのひとつだ。

当日のレース前には、ヘンリー王子が姿を見せて、会場に集まった観客達を驚かせた。サングラス姿の王子は黒いポロシャツにブルージーンズカジュアルな装いで、首には“VIP”のパスをさげている。エスコートされながら階段を下り、ピット裏にあるパドックへ入った。階段を下りる際には、観客達に向けて笑顔で手を振る場面もあったという。

そして王子は「メルセデスAMG F1(メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)」のガレージを見学し、チームのスタッフとしばらくの間交流した。

ガレージでは、チームの代表者トト・ヴォルフ氏や、チームに所属する英レーシングドライバーのジョージ・ラッセルテクノロジー開発会社「ベターアップ」の最高経営責任者アレクシ・ロビショー氏らと談笑する場面も目撃された。王子は2021年に「ベターアップ」の“最高インパクト責任者(Chief Impact Officer、CIO)”に就任している

その後、王子は「レッドブル・レーシング」チームの代表者クリスチャン・ホーナー氏とも対面した。

ヘンリー王子は1994年に母ダイアナ妃とともにイギリスGPを観戦し、2014年にはアブダビGPの観戦に訪れるなど、長期にわたりF1レースに親しんできた。

さらに、F1世界選手権で7度優勝した英レーシングドライバー、ルイス・ハミルトンとは、10年以上の友人でもある。王子は王室離脱する直前の2020年3月6日、最後の王室公務のひとつとしてハミルトンとともに「シルバーストーン・ミュージアム」の開館式に出席した。

現在「メルセデスAMG」に所属するハミルトンは、22日の決勝にて2位でフィニッシュしていた。しかしレース後の検査で、ハミルトンと6位のシャルル・ルクレールフェラーリ)のマシンのプランクが規定以上に薄くなっていたことが判明し、2台が失格となった。

ハミルトンと同じく「メルセデスAMG」所属のラッセルは7位でフィニッシュしたものの、ハミルトンルクレールが失格となったため、5位に繰り上がった。

画像は『The Royal Family 2019年7月26日付Instagram「Yesterday The Duke of Sussex visited #Sheffield to open a new wing at @sheffieldchildrens Hospital」』『Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team 2023年10月20日付Instagram「Hey Toto.」、2023年10月22日付Instagram「Drivers’ Parade is always bigger in Texas.」「Update: Lewis has been disqualified from the #USGP」』『FORMULA 1 2023年10月22日付Instagram「BREAKING: Lewis Hamilton and Charles Leclerc have been disqualified from the #USGP for a technical infringement.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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