首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)は10月19日、2023年度の冷凍食品普及活動として『毎日おいしい!冷凍食品キャンペーン』の当選者を対象に、「冷凍王子」こと冷凍生活アドバイザー・西川剛史氏のトークショーをアジュール竹芝(東京都港区)で開催した。会場には関係者らを含めおよそ110人が来場し、和やかな雰囲気でイベントが進んだ。

初めてトークショー形式の開催となる今回について、齋藤顕範会長(国分フードクリエイト執行役員低温事業部長)は「冷凍食品の分野で圧倒的な存在感と知識を持つ西川さんに登壇をお願いした」と話す。来賓としてあいさつした日本冷凍食品協会の三浦佳子広報部長は「西川さんはその豊富な知識と素敵なお人柄で難しい話もわかりやすく解説してくださる。トークショーに参加された皆様も、冷凍食品を通じて豊かな食卓で元気に生活してもらえたら」と語った。

同トークショーでは西川氏の生い立ちにはじまり、データを用いて冷凍食品市場が大きく伸長していることを解説した。そのほか冷凍食品の4つの条件や、旬の時期に収穫した野菜を急速凍結できること、長期間の栄養保存が可能といったメリットを冷凍食品ユーザーに寄り添うかたちで伝えた。

また西川氏おすすめ新商品紹介のコーナーでは▽味の素冷凍食品:白チャーハン▽マルハニチロ:麺魚(めんぎょ)鯛だしラーメン▽ニチレイフーズ:ささみブロッコリーの3品を紹介。栄養バランス面やクオリティの高さを評価した。

後半では、参加型のクイズ大会・賞品つきのじゃんけん大会・質疑応答が行われた。クイズ大会は冷凍食品にまつわる歴史から普段の生活で役立つものまで計8問を出題。クイズ大会や質疑応答での参加者の冷凍食品に関する知識量と意識の高さに、思わず西川氏が感心の声を上げる場面も。

トークショーの最後には「このトークショーを通じて冷凍食品を使うことに罪悪感がある方も、時短になりスマートでかっこいいと自信を持って使ってくれると嬉しい」と締めくくった。

齋藤会長はトークショー終了後、報道陣の取材に応じ、イベントの感想を「間接的な交流が多かった一般ユーザーと直接的に交流できる場が設けられてうれしい。西川さんのトークショーにより冷凍食品の良さを伝える啓蒙活動にもつながった」と話す。

今後の活動については「情勢が許せば全公立展のような試食や、新商品のお披露目など接点の持てるイベント開催を行いたい。具体的には12月目処に広報を検討している」と述べている。

〈冷食日報2023年10月23日付〉

冷凍生活アドバイザー・西川剛史氏