リンゴや柿など、今が旬のフルーツを買ったりもらったりすると、果物が緩衝材で覆われていることはありませんか。

果物を守っている緩衝材は『フルーツネット』といわれ、子供の工作用にとっておく人も少なくないようです。

「何かに使えるかも」と保管しがちなフルーツネットですが、実は工作に限らず、日常のさまざまな場面に活用できることをご存じでしょうか。

筆者の自宅にあるフルーツネットを使って、ネットで話題の使用方法を実際に検証してみました!

フルーツネットで掃除

最初にやってみたのは、部屋についている換気扇フィルターのほこり取り。

フルーツネットで掃除したいフィルターこするだけの、シンプルな活用方法です。

早速、換気扇からフィルターを取り出し、フルーツネットでこすってみたところ…。

ほどよい網目がホコリを集めてくれて、真っ白だったフルーツネットはすぐに真っ黒に!

換気扇などについたホコリは、処理せずそのまま洗ってしまうと、排水溝の詰まりの原因になることも。

ある程度の汚れをフルーツネットで取ってから水洗いすると、排水溝にホコリが溜まりにくくなるのも嬉しいポイントですね。

フルーツネットを緩衝材代わりに

次に紹介するのは、ワレモノを保護する緩衝材として使う方法!

もともとフルーツを優しく丁寧に包むために使われているフルーツネットは、食器や花瓶、ビンなど、割れやすいものを保護するのに最適な素材です。

やり方はとっても簡単!まずフルーツネットを、保護したい食器のサイズに合わせて切りましょう。

次に、使いやすいサイズに切ったフルーツネットを皿の間に入れていきます。たったこれだけで完成!

ふわふわな素材のフルーツネットを皿の間に入れたことで、皿が保護され、安定感も増しました。

またフルーツネットを使った緩衝材は、引っ越しなどで食器を運ぶ際にもとっても便利!

豆皿や茶碗など小さめの食器は、フルーツネットをカットせず、そのままの状態で食器を入れて、テープで端をとめるだけで保護することができます。

フルーツネットに入れる前の食器。

フルーツネットに入れた食器。

割れる危険性が高いグラス類は、フルーツネットを2つ使うと、飲み口部分まで守ることができるため安心でしょう。

ほかにも、ビンに詰めた手作りジャムをプレゼントする時や、ワレモノに入ったドリンクを持ち運びたい時などにもピッタリ!

用途に合わせて、さまざまな大きさのフルーツネットをとっておくと便利かもしれませんね。

プレゼントするワレモノ。

プレゼントするワレモノをフルーツネットで保護。

ワレモノをくるむほか、荷物を発送する時にも役立つでしょう。

例えば「フリマサイトで小物を送りたいけれど緩衝材がない」「段ボールに荷物を入れたら、ほんの少しだけ隙間がある」といった場面で、フルーツネットがあればちょうどいい緩衝材に!

果物にフルーツネットが付いていた際は、ちょっとしたひと仕事に活用してみてはいかがでしょうか。


[文/キジカク・構成/grape編集部]