アーセナルが、アストン・ヴィラ所属のブラジル人MFドウグラス・ルイスの獲得に興味を示しているようだ。23日、イギリスメディア『90min』が伝えている。

 今夏にイングランド代表MFデクラン・ライスを獲得し、中盤の戦力拡充に成功したアーセナル。しかしながら、昨年1月から在籍しているイタリア代表MFジョルジーニョとの現行契約は2024年夏で満了に。また、契約を2025年6月末まで残しているガーナ代表MFトーマス・パルティについても、今シーズンは主戦場での出番が減少しており、この状況が続いた場合には他クラブへの移籍を検討する可能性があると報じられている。

 こうした状況もあってか、アーセナルは来年1月の冬の移籍市場にて守備的MFを獲得したいと考えているとのこと。ロイヤル・アントワープ所属のベルギー代表MFアルトゥール・フェルメーレンやフルミネンセ所属のブラジル代表MFアンドレへの関心が噂されるなか、ウナイ・エメリ監督率いるアストン・ヴィラで存在感を放っているD・ルイスの獲得にも興味を示しているという。

 現在25歳のD・ルイスは母国の名門ヴァスコ・ダ・ガマを経て2017年夏にマンチェスター・シティへ移籍。しかし、なかなか出場機会を得ることはできず、2019年7月にアストン・ヴィラへ加入した。同クラブでは初年度から中盤の主軸として活躍し、在籍5年目の今シーズンはここまで公式戦14試合の出場で6ゴールをマークしている。

 アーセナルは昨年夏の移籍市場でD・ルイスの獲得に乗り出し、最終日には合計3度に渡ってオファーを提示。しかし、アストン・ヴィラとのクラブ間合意は実現せず、後に同選手は契約期間を2026年6月末まで延長した。当時は2500万ポンド(約46億円)を提示したとされるアーセナル。ミケル・アルテタ監督とエドゥSD(スポーツディレクター)は依然としてD・ルイスに関心を寄せているようだが、果たして再び獲得に乗り出すのだろうか。

アストン・ヴィラで活躍するドウグラス・ルイス [写真]=Getty Images