BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、10月26日(木)夜11時30分よりアニメ「響け!ユーフォニアム」(毎週木曜夜11:30-)の放送を開始する。2015年に初回放送され、瞬く間に人気を博した本作。主人公・黄前久美子(CV:黒沢ともよ)が、高校の吹奏楽部を舞台に、ぶつかり合いながら成長していく青春物語となっている。

【写真】真剣な表情で楽器を演奏する黄前久美子(CV:黒沢ともよ)

■高校吹奏楽部を描いた大人気シリーズ

響け!ユーフォニアム」は、武田綾乃氏の小説シリーズを原作に京都アニメーションが制作。2015年4月より第1期が放送されると、臨場感あふれる演奏シーンや、青春を謳歌する登場人物たちの生き生きとした描写が話題を呼んだ。そして2016年4月には、第1期をもとにした劇場版総集編「劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」が公開された。

その後、2016年10月から第2期が放送されると、2017年には第2期をもとにした劇場版総集編「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」が公開。続く2018年には映画「リズと青い鳥」、2019年には2年に進級した久美子たちを描いた完全新作の劇場版「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」と、次々に作品が公開されている。

2023年8月には、作品集「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話」に収録されている人気エピソードをアニメ化した完全新作となる中編「特別編 響け!ユーフォニアムアンサブルコンテスト~」が全国74の劇場で公開。さらに、2024年の4月からは、3年生として北宇治高校吹奏楽部の部長となった久美子を描く第3期の放送が予定されている。

■京都に訪れるファンが続出

本作の原作者である武田氏は、物語の舞台と同じ京都府宇治市出身であり、吹奏楽部で楽器を演奏していたという経歴を持つ。そのためか、キャラクターたちの所作もリアルに描写されおり、実際に京都に存在する風景をもとに描かれたシーンもあるため、物語に登場した場所に多くのファンが訪れたことでも話題となった。

また、本作の人気を支える重要な要素の1つである演奏シーンでは、京都アニメーションによる“楽器を本当に弾いているように見せる”という作画へのこだわりが輝きを見せている。そこへ松田彬人氏の手掛ける音楽がマッチし、見ている者は実際の演奏会さながらの感覚を味わえるのだ。

その選曲も魅力的要素の1つ。吹奏楽というと聴き慣れない音楽をイメージしがちだが、本作ではポップスや馴染みのある楽曲を演奏するシーンもあり、聞き慣れた音楽に親しみを感じたという人も多いのではないだろうか。

■久美子たち吹奏楽部員が織りなす青春の物語が幕を開ける

中学の吹奏楽コンクールで言われた高坂麗奈(CV:安済知佳)の言葉が忘れられないまま、北宇治高校に進学した黄前久美子(CV:黒沢ともよ)。クラスメイトの加藤葉月(CV:朝井彩加)、川島緑輝(CV:豊田萌絵)とともに吹奏楽部の見学へ行くと、そこに麗奈がやって来て…。

吹奏楽部での活動を通して、かけがえのないものを見つけていく久美子たち。毎日を懸命に生き、本気でぶつかり合いながら成長していく高校生の、キラキラと光り輝く青春の物語が動き出す。「響け!ユーフォニアム第1話は、10月26日(木)夜11時30分より放送予定。

「響け!ユーフォニアム」第1話より/(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会