認定NPO法人フローレンス(東京都千代田区、代表理事:赤坂緑)が運営するみんなのみらいをつくる保育園東雲の園長・成川宏子が監修を務めた書籍『「こどもかいぎ」のトリセツ』が、2023年11月中旬に出版されます。

フローレンスの保育園では、「みんなの未来をつくることに自ら参加し、貢献し、そして楽しむ心を育む」ことを保育理念に掲げ、「シチズンシップ保育」を実践しています。その取り組みのひとつとして「サークルタイム」というこどもたちの話し合いの時間を大切にしてきました。これまでの実践を基に、2022年7月公開の映画『こどもかいぎ』を後援したほか、こどもたちの対話活動をサポートするWEBサイト『こどもかいぎ』のトリセツの監修にも携わりました。

そしてこの度、映画監督の豪田トモが著書、フローレンスみんなのみらいをつくる保育園東雲園長の成川宏子が監修を務める「こどもかいぎ」のトリセツ本が完成しました。

  • 映画『こどもかいぎ』の監督が「こどもかいぎ」実践のノウハウ、コツを集大成にした一冊

豪田トモ監督は、映画『こどもかいぎ』の製作を通して、幼少期からの「対話」の可能性や大切さを実感。保育者の皆さんの「こどもかいぎ」の実践方法やコツを知りたい!という声を受け、【いつでも、どこでも、誰でも】『こどもかいぎ』をしていただける書籍化が実現しました。加えて、本著では、膨大な取材に基づいた、保育者の皆さんとこどもたちの関係づくりや、スタッフ間や保護者との人間関係、家庭内でのコミュニケーションにも言及!こどもたちが「対話」や「話し合い」を楽しむことは映画で実証済みです。皆さんも「こどもかいぎ」を始めてみませんか?

〔ご参考〕映画『こどもかいぎ』オフィシャルサイト https://www.umareru.jp/kodomokaigi/

  • こどもたちの「対話」の目的とは?

「こどもかいぎ」とは、こどもが輪になって対話活動をすること。でも、これはおしゃべり上手なこどもを育てることが目的ではありません。変化の激しい時代、社会もより複雑になっています。紛争や差別、搾取や貧困、虐待や自殺、いじめや不登校など、こどもたちを取り巻く課題は山積しています。そんな「正解のない世界」で生きていくためには、考えを言葉にしたり、相手の話に耳を傾ける「対話力」や、周りに助けを求める力を身につけたりすることが、大切です。言葉を交わし、分かり合い、自分も他者も大切にできる人間性を育むこと、幸せに生きる人を増やし、日本や世界の未来を明るくすること。これが「対話」の最終目的です。

  • 「こどもかいぎ」の運営方法がわかる!

映画『こどもかいぎ』とWEB版の「こどもかいぎトリセツ」の製作を通して、コミュニケーションや保育・教育、脳科学などの専門家たちの知見もミックスした、「トリセツ」(マニュアル?ハウツー集?)を編み出しました。どんなことから取り組めばよいか、始め方や終わり方、トピックの選び方、うまくいかないときの対処法、注意点、ハプニングの楽しみ方など、わかりやすく、楽しくお伝えします。対話活動に取り組んでいる園の事例や、実際の子どもたちの対話例など、実際のイメージもよくわかります。

  • フローレンスの保育園で実践する「シチズンシップ保育」について

フローレンスの運営する保育園では、「シチズンシップ保育」を大切に日々の保育を行っています。

▼フローレンスの保育理念:シチズンシップ保育について

https://mirai.florence.or.jp/about/philosophy/

それは、保育園の生活の中で、自分の気持ちや他人の気持ちを知り、大切にすること。こどもたちの「やってみたい」を、1つ1つこどもたちと考えながら実現していくこと。その積み重ねが大切だと考えています。

シチズンシップ保育はこどもたちひとりひとりの気持ちや意見を大切にし、こどもたちの「やってみたい」を応援する保育です。

そんな保育理念のもと、フローレンスの保育園では、こどもたちの対話活動「サークルタイム」を日常的に行っています。何が話し合われるかはこどもたち次第で、結論が出ない日も、すぐ終わる日もあります。大切なのは、対話を繰り返すことだと信じて、日々のサークルタイムに臨んでいます。「みんなのみらい」は与えられた未来ではなく、自分たちで考え、決めていい。そのためには「小さいことから自分で決める」経験が重要です。

本著では、フローレンスのみんなのみらいをつくる保育園東雲、おうち保育園門前仲町でのサークルタイム(対話活動)の実践例が掲載されています。本著を通じて、自分と他者の違いを知り、共生を経験する「サークルタイム」が広まっていくことを願っています。

  • 書籍概要

●タイトル:「こどもかいぎ」のトリセツすぐできる!対話力を育む保育

●著者:豪田トモ (映画『こどもかいぎ』監督)

●監修:成川宏子(認定NPO法人フローレンス みんなのみらいをつくる保育園東雲園長)

●発行日:2023年11月18日発行

●コード:ISBN4-8058-8969-5 C3037

●定価:2400円(税別)

●体裁:E B5判・並製・本文2色・1842頁 定価

●お問い合わせ:TEL 03-6387-3196

 

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中央法規オンラインショップ予約受付中 https://www.chuohoki.jp/item/8969.html

  • 認定NPO法人フローレンスについて

こどもたちのために、日本を変える。フローレンスは未来を担うこどもたちを社会で育むために、事業開発、政策提言、文化創造の3つの軸で、社会課題解決と価値創造をおこなう国内最大規模のNPO法人です。

日本初の訪問型・共済型病児保育事業団体として2004年に設立し、ひとり親支援とこどもの貧困防止、こどもの虐待や親子の孤立防止、障害児家庭支援など、日本のこども・子育ての領域で総合的な活動をおこなっています。 2015年度に「小規模認可保育所」として国策化された「おうち保育園」をはじめとする保育事業、障害児家庭に保育や支援を届ける「フローレンスの障害児保育・支援」、こどもの虐待問題解決のため「フローレンスのにんしん相談・赤ちゃん縁組」、子どもの貧困を解決する「こども宅食」などの取り組みを全国に広め、たくさんの仲間と共に、社会に「新しいあたりまえ」をつくることを目指しています。

▶フローレンスコーポレートサイトURL: https://florence.or.jp/

配信元企業:認定NPO法人フローレンス

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