溝端淳平が、11月11日21時放送の土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』(フジテレビ系)のエピソードのひとつに主演することが発表された。溝端は“世にも”初出演で初主演。

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 同番組は、ストーリーテラー・タモリとキャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版。今年も4つの“奇妙な”短編ドラマで送る。

 溝端が主演するのは、4つの“奇妙な”エピソードの一つ『トランジスタ技術の圧縮』。“我が国で最も多くの人々に読まれているエレクトロニクス技術の専門月刊誌”「トランジスタ技術」を圧縮することに人生をかける青年・梶原倫夫を演じる。

 また、梶原に立ちはだかる驚異の握力を持つ「トランジスタ技術」の絶対王者・坂田役を阿部亮平が演じ、元日本テレビアナウンサーでプロレス中継で数々の名実況をみせてきた福澤朗が「トランジスタ技術」の実況をする。

 この物語では、実在するエレクトロニクス専門誌「トランジスタ技術」の圧縮に命を懸けた男たちの戦いを描く。「トランジスタ技術」は本としてはかなり分厚い部類に入る。まるで辞書だ。毎月発刊される「トランジスタ技術」。分厚いが故に保存するには日本の家屋は手狭だった。そこで人々は考えた。「トランジスタ技術」を圧縮しようではないかと。それはいつの日か、生活の知恵を越え、世界的な競技となった。“圧縮の神”と呼ばれた男を師匠にアイロンを用いた圧縮技術を受け継いだ男・梶原倫夫(溝端)。そこに立ちはだかるのは脅威の握力でページをむしり取り圧縮する男・坂田成美(阿部)。勝利を手にするのはアイロンか握力か。熱き男たちの奇妙な戦いが今幕を開ける-。

 溝端は本作について「すごく熱い少年漫画のような世界観」「世界観にどっぷりはまれるように演じました」とコメントしている。

 土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』は、フジテレビ系にて11月11日21時放送。

【コメント】

溝端淳平
・本作への出演について
「幼いころから見ていた自分にとっては憧れの番組に出演することが出来て、すごく光栄です」

・脚本について
「すごく熱い少年漫画のような世界観という印象でした。コアでトガっているモノに人生をかけている人たちの物語なので、とても面白いと思いました」

・ご自身の役を実際に演じてみていかがでしたか?
「雑誌の広告部分が全体の3分の2を占めていた時代に、広告にも感謝しつつ本編のみを残していく、という技法に人生をかけている役です。とにかく熱く、コアなものにのめり込んで人生をかける男の話はとても面白く、この世界観にどっぷりはまって演じました」

・視聴者の方へのメッセージ
「『世にも奇妙な物語』は時代に合わせた色んなチャレンジ的な作品が多いと感じていました。この作品も、今の時代、これだけ選択肢があり、デジタル化も進む中で、雑誌の広告を省いていかにキレイに収納して保存するかという、今では誰も考えないようなことに人生をかけている男たちの話です。懐かしいと思ってくださる方もいれば、逆に新鮮に思う方もいると思います。ツッコミどころ満載で老若男女どの方にもクスッと笑ってもらえるような作品になっていると思います。ぜひ、お楽しみください!」

岩田和行(演出)
「“圧縮”するモノ、と聞いてパッと思い浮かべるのは、データファイルや布団、衣服などですが、今回の『世にも奇妙な物語』で“圧縮”するモノは、なんと3センチも厚みがある『トランジスタ技術』という専門誌! “記事のページのみを残して薄くする(=圧縮する)”という、この謎の競技に熱き情熱を傾け、死闘を繰り広げる姿を皆様にお届けします。アイロンで背表紙の糊を溶かし分解する“アイロン派”と、腕力でむしり取る“むしり派”が技を競い合うという一見バカバカしくも熱き闘いに、主演として挑んでくれたのが溝端淳平さん。この企画を面白がっていただき、誰も見たことのない闘いを盛り上げるために色々とアイデアを提案してくださいました! また福澤朗さんの臨場感あふれる絶妙かつ軽妙な実況も見所です! 是非ご覧ください!」

溝端淳平、『世にも奇妙な物語』初主演「すごく熱い少年漫画のような世界観」 (C)フジテレビ